
内科の疾患
内科の疾患
体調の不調は「様子見」で悪化することがあります。このページでは、内科でよく診る代表的な疾患を症状の特徴/受診の目安/当院での検査と流れで簡潔にご案内します。気になる症状があれば、自己判断せず早めにご相談ください。
ウイルス・細菌・薬剤・食生活の乱れなどが原因で、胃や腸に炎症が起こる病気です。急性型では腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱が突然出現します。慢性化・反復する場合には、消化不良や体重減少につながることもあります。
問診・診察 → 必要に応じて血液検査/便検査/点滴治療 → 原因に応じて整腸薬・補液・食事指導を行い、細菌性が疑われる場合は抗菌薬を検討します。
細菌・ウイルス・真菌などが肺に感染して炎症を起こす病気です。典型的には、息切れ・胸痛・痰を伴う咳・発熱がみられます。高齢者や持病のある方は重症化しやすいため注意が必要です。
問診・診察 → 胸部レントゲン/血液検査(炎症反応)/酸素飽和度測定 → 重症度に応じて抗菌薬・吸入・解熱鎮痛・補液などを行い、必要に応じて連携病院をご紹介します。
尿路に細菌が侵入し炎症を起こす病気です。膀胱炎では排尿痛・頻尿・残尿感が中心ですが、腎臓まで炎症が広がる腎盂腎炎では発熱や腰背部痛を伴い、重症化に注意が必要です。
問診・診察 → 尿検査(尿沈渣・培養)/必要に応じて血液検査・画像検査 → 抗菌薬・鎮痛・水分摂取の指導を行い、再発例や結石・腫瘍が疑われる場合は専門科へ連携します。
気道の慢性炎症により気道が敏感になり、ダニ・花粉・運動・冷気・煙などをきっかけに、喘鳴(ゼーゼー)・咳・息切れなどの症状が出現・増悪します。無症状の時も炎症が持続していることがあるため、継続的な治療と管理が大切です。
問診・診察 → 呼吸音の聴診 → 症状と重症度に応じた吸入治療・環境整備・ピークフロー自己管理のご提案(必要に応じて専門医へご紹介)
心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送り出せない状態です。背景には高血圧・心筋梗塞・弁膜症・心筋症などが多く見られます。息切れ・むくみ・体重増加・夜間の咳は心不全の重要なサインで、早めの受診が大切です。
問診・診察 → 血液検査(BNPなど)/胸部レントゲン/心電図 → 利尿薬の導入や生活指導を行い、症状が悪化している場合は循環器専門医と連携し精査・治療を進めます。
これらは救急対応が必要なことがあります。迷う場合は遠慮なくお電話でご相談ください。
※検査・治療内容は症状や全身状態により個別に判断します。
症状や原因によっては悪化することがあります。血便・高熱・強い腹痛・息苦しさを伴うときは、自宅治療に固執せず受診してください。
一過性の動悸でも不整脈が隠れていることがあります。心電図やホルター心電図での確認をおすすめします。
高齢者は典型的な症状が出にくいことがあります。肺炎や尿路感染症などが隠れている可能性もあるため、早めの受診をおすすめします。
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