潰瘍性大腸炎は治る?|薬は一生必要?【医療コラム第47回】

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潰瘍性大腸炎は治る?|薬は一生必要?【医療コラム第47回】

潰瘍性大腸炎は治る?|薬は一生必要?【医療コラム第47回】

2026年2月12日

潰瘍性大腸炎は治る?|薬は一生必要?【医療コラム第47回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・
浜田山・下北沢など、

井の頭線沿線に
お住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。

潰瘍性大腸炎と診断された方や、
疑いがあると言われた方から、

・治る病気なのか
・一生薬を飲み続けるのか
・普通の生活はできるのか

といったご質問を
よくいただきます。

今回は、
潰瘍性大腸炎の経過と
治療について解説します。

潰瘍性大腸炎は治る病気?

潰瘍性大腸炎は、
大腸の粘膜に炎症が起こり、

良くなったり悪くなったりする
慢性の病気です。

現在の内科治療では、
完全に治して、

二度と再燃しない状態に
することは難しいとされています。

しかし、

・血便や下痢がない
・腸の炎症が落ち着いている
・普段どおりの生活を送れる

状態を長く保つことは可能です。

この状態を、

寛解(かんかい)

と呼びます。

寛解を維持しながら、
仕事や学校など、

普段どおりの生活を送っている方も
少なくありません。

なぜ薬を続ける必要がある?

潰瘍性大腸炎では、
症状が落ち着いても
再燃することがあります。

また、血便や下痢がなくても、
大腸の粘膜に炎症が
残っている場合があります。

症状が良くなったからといって
自己判断で薬をやめると、

再び血便や下痢が
現れる可能性があります。

そのため、症状がない時期にも、
再燃を防ぐための治療を
続けることが大切です。

一生ずっと薬を飲み続けるの?

治療期間には
個人差があります。

・炎症の範囲
・これまでの重症度
・再燃した回数
・大腸粘膜の状態
・使用している薬

などから判断します。

長期間安定している場合は、
薬の量を減らしたり、

種類を変更したりできることが
あります。

ただし、薬を減らす、
やめる判断は、

症状だけではできません。

血液検査、便検査、
大腸カメラなどで
炎症の状態を確認し、

主治医と相談して決めます。

ステロイドも一生必要?

ステロイドは、
炎症が強いときに、

症状を落ち着かせる目的で
使用します。

効果の高い薬ですが、
長期間使用すると
副作用が問題になります。

ステロイドは、再燃予防のために
一生続ける薬ではありません。

炎症が落ち着いたら、
医師の指示に従って減量します。

一方、5-ASA製剤などは、
症状を抑えるだけでなく
再燃予防にも使用されます。

早く診断することが大切です

血便や下痢が続いていても、
必ずしも潰瘍性大腸炎とは
限りません。

・感染性腸炎
・大腸がん
・クローン病

などでも、
似た症状が起こります。

早めに原因を確認し、
病状に合った治療を
始めることが大切です。

どんな症状があると注意?

次のような症状が続く場合は、
消化器内科へご相談ください。

・血便がある
・下痢を繰り返す
・腹痛が続く
・夜間にも便意で目が覚める
・発熱や体重減少がある

次のような場合は、
速やかな受診が必要です。

・血便や下痢の回数が多い
・水分を取れない
・強い腹痛がある
・高熱を伴っている

診断や経過確認には大腸カメラが重要です

内視鏡室

潰瘍性大腸炎の診断では、

・症状と経過
・血液検査
・便検査
・大腸カメラ

などを組み合わせます。

大腸カメラでは、
炎症の範囲や程度を確認し、

必要に応じて
組織検査を行います。

また、症状が落ち着いた後も、
治療効果や粘膜の炎症を
確認するため、

定期的な大腸カメラが
必要になることがあります。

まとめ

潰瘍性大腸炎は、
現在の内科治療で完全に治すことは
難しい病気です。

しかし、適切な治療によって、

症状や炎症が落ち着いた寛解状態を
長く保つことは可能です。

薬は長期間続けることが基本ですが、
全員が同じ薬を同じ量で
一生続けるわけではありません。

症状がなくても
自己判断で薬をやめず、

主治医と相談しながら
治療内容を調整しましょう。

当院では、血便や下痢の診察、
大腸カメラ、潰瘍性大腸炎の
診断と治療に対応しています。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了

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