
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
「痛みが心配」「お腹の張りがつらそう」…そんな不安を少しでも軽くできるよう、当院では工夫を重ねています。患者さまが安心して検査を受けられることを第一に考え、6つの安心ポイントをご用意しました。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)は、直腸から盲腸までの大腸全体を観察し、大腸ポリープや炎症、大腸がんの有無を詳しく調べられる検査です。必要に応じて、その場でポリープを切除したり、組織の一部を採取(生検)して詳しく調べることもできます。
大腸がんの多くは、最初は良性の大腸ポリープから始まるといわれています。つまり、ポリープのうちに見つけて切除することが、大腸がんの予防につながるのです。
大腸がんは進行しないと自覚症状が出にくいため、症状がない段階から定期的に大腸カメラを受けることが、早期発見・早期治療のためにとても大切です。
「大腸カメラはつらい」「痛みが心配」という声をよく耳にします。実際に過去に検査で不快な思いをされた方や、初めてで不安を感じている方も少なくありません。
当院では、そのような方に向けて鎮静剤(麻酔)を使用した大腸カメラ検査を行っています。静脈から鎮静剤を投与し、リラックスした状態で検査を受けていただけるため、緊張や不安が和らぎ、痛みや違和感も抑えられます。検査中は脈拍や血圧などを丁寧にモニタリングし、安全に配慮して実施していますので、安心して受けていただけます。
リラックスした状態で腸の動きが落ち着くため、医師がより丁寧に観察できます。これによりポリープや小さな病変の見落としを減らし、正確な診断につながります。
腸の曲がりや空気による張りで不快感を感じやすい検査も、鎮静剤によりリラックスでき、痛みや違和感を最小限に抑えられます。
鎮静剤の量は体調や年齢に合わせて調整するため、「自分に合った安心できる検査」を受けていただけます。
検査後に軽いめまいや吐き気、頭痛を感じることがあります。麻酔が切れるまで院内でしっかりお休みいただくことが大切です。
ふらつきが出ることがあるため、検査当日の車・自転車・バイクの運転はお控えください。ご高齢の方はご家族やご友人とご一緒に、または公共交通機関や送迎でのご帰宅をお願いしています。
「大腸カメラはまだ受けたことがないけれど必要なのかな?」と迷っている方へ。以下のような症状や背景がある方には、早めの検査をおすすめしています。
検査予約
大腸内視鏡検査をご希望の場合、事前診察および検査のご予約が、Webで可能です。事前診察にて下剤をお渡しします。
検査前日
夕食は20時までに済ませてください。水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査当日
検査
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|---|
大腸内視鏡検査(観察のみ) | 約2,500円 | 約5,000円 | 約7,500円 |
大腸内視鏡検査+生検※ | 約5,000円 | 約10,000円 | 約15,000円 |
ポリープ切除 | 7,000-9,000円 | 14,000-18,000円 | 21,000-27,000円 |
※生検とは病変の組織を一部採取して、顕微鏡で確認する検査です
※上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります
大腸カメラを初めて受ける方の多くが不安に感じるのは、「検査前に下剤をたくさん飲まないといけない」という点です。「2リットルも飲めるだろうか…」と心配される方も少なくありません。
ですが、実際に服用した方にお聞きすると、
と答えており、9割近くの方は大きな問題なく服用できています。下剤は体に吸収されず、そのまま排出されるため、同じ量の水を飲む時よりも満腹感を感じにくく、不快感も少ないのが特徴です。
当院ではサルプレップを使用しています。ペットボトル入りの製剤で、粉を溶かす必要がなく、そのまま服用できるのが特徴です。
大腸カメラを安心して受けていただくために、検査の前後にはいくつかの注意点があります。初めての方でも分かりやすいようにまとめていますので、ご来院前にぜひご確認ください。
前日は体調を整えるため、できるだけ早めにお休みください。
食事や下剤の服用については、事前にお渡しする案内に沿って行ってください。
検査後はふらつきや眠気が残ることがあります。
車・バイク・自転車の運転はできません。ご家族やご友人のお迎え、または公共交通機関をご利用ください。
出血を予防するため、2〜5日程度は激しい運動・飲酒・遠方への旅行を控えてください。
TOP