2026年2月03日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢など
京王井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
先週末から今週に入り、当院の外来でも
「急に吐き気と下痢が出た」
「家族みんなが同じ症状になった」
という方がとても増えています。
これらの症状の多くが、
急性胃腸炎と呼ばれる、よくある感染症です。
今回は、
症状・原因・感染経路・検査・治療・予防まで
今知っておいていただきたいポイントを、わかりやすく解説します。
急性胃腸炎とは?
急性胃腸炎とは、
ウイルスや細菌によって胃や腸に急性の炎症が起こる病気です。
いわゆる
「お腹の風邪」「胃腸の風邪」
と呼ばれるものの多くが、これにあたります。
よくある症状
急性胃腸炎では、次のような症状が突然出ます。
・ 吐き気・嘔吐
・ 水のような下痢
・ 腹痛・お腹の張り
・ 発熱
・ 全身のだるさ
・ 食欲不振
特に
「急に吐き始めた」「トイレから出られない」
という形で発症するのが特徴です。

原因は何?
主な原因は次の2つです。
① ウイルス性胃腸炎
・ ノロウイルス
・ ロタウイルス
・ アデノウイルス
・ サポウイルス
冬〜春に多く、
感染力が非常に強いのが特徴です。
② 細菌性胃腸炎
・ カンピロバクター
・ サルモネラ
・ 腸炎ビブリオ など
生焼けの肉・魚・卵などの食事が原因になることが多いです。
どうやってうつる?(感染経路)
急性胃腸炎はとても感染しやすい病気です。
主な感染経路は、
・ 感染者の吐物や便に触れた手
・ ドアノブ、トイレ、タオル
・ 調理器具・食器
・ 飛び散ったウイルスの吸い込み
特にノロウイルスは、
ごく少量でも感染するため家庭内感染がよく起こります。

検査・診断はどうする?
多くの場合、
症状と流行状況から診断します。
必要に応じて、
・ 便の検査(ノロ・ロタなど)
・ 血液検査
・ 脱水の評価
を行います。
※ 軽症であれば必ずしも検査は必要ありません。
症状の経過は?
一般的には、
■発症〜1日目: 吐き気・嘔吐・下痢が強い
■発症2〜3日目: 吐き気が落ち着き、下痢が続く
■発症3〜5日目: ほぼ回復
多くは 1週間以内に自然に治ります。
ただし、
高齢者・小児・持病のある方は脱水に注意が必要です。
治療方法は?
急性胃腸炎の治療の中心は、
「体を休めて、水分を保つこと」
です。
◆行う治療
・ 吐き気止め
・ 整腸剤
・ 必要に応じて点滴
・ 食事指導
※ ウイルス性の場合、抗生物質は効きません。

受診した方がよいサイン
次のような場合は、早めに受診してください。
・ 水分がほとんど取れない
・ 尿が出ない
・ 高熱が続く
・ 血便が出る
・ 腹痛が非常に強い
・ 高齢者・乳幼児
これらは、
点滴などの医療的なサポートが必要になることが多いサインです。
いま家庭でできる感染対策

・ 手洗いは石けん+流水で
・ タオル・食器は分ける
・ 吐物・便は手袋・マスクで処理
・ 次亜塩素酸(塩素系漂白剤)で消毒
これだけで
家族への感染リスクを大きく下げられます。
まとめ
急性胃腸炎は、
誰にでも突然起こる身近な感染症ですが、
・ 正しく対処すれば
・ ほとんどは自然に回復します
一方で、
脱水や重症化を防ぐためには、早めの受診がとても大切です。
東松原・明大前・永福町・下北沢で急な下痢・嘔吐・腹痛がある方へ
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、
急性胃腸炎・感染性腸炎の診察と点滴治療にも対応しています。
「これ、胃腸炎かも?」
「家族みんな調子が悪い」
そんな時は、
どうぞ無理せず、お早めにご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
