2025年12月12日

血便が出たときに知っておきたいこと
東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさま、こんにちは。
いけざき内科・内視鏡クリニックです。
「トイレで血を見てしまった…」
そんなとき、不安になりますよね。

血便は “痔だけ” が原因とは限りませんが、
必要以上に心配しすぎる必要もありません。
この記事では、
血便の主な原因 と
どんなときに大腸カメラが必要か を、
スマホでも読みやすくまとめました。
血便はどんなときに起こる?主な原因とは
血便は幅広い年代でみられる、比較的よくある症状です。

① 痔(いぼ痔・切れ痔)|もっとも多い原因
明るい赤い血が
ポタッとつく・紙につく
といったケースでよく見られます。
痛みを伴うこともあります。
② 大腸ポリープ|40代以降で増える
普段はほとんど症状がなく、
血便をきっかけに見つかる こともあります。
一部は将来がんへ進行する可能性があります。
③ 大腸がん|初期でも血便が出ることがある
「痛みがない=問題ない」ではありません。
初期がんでも血便が出ることがあります。
40歳以上では特に注意 が必要です。
④ 大腸炎・感染性腸炎|腹痛や下痢を伴うことも
粘液が混ざった血便、
お腹がゴロゴロする、発熱などが特徴です。
急に発症するケースも多いです。
こんな血便は“大腸カメラが必要”のサインです
血便がすべて深刻な病気というわけではありませんが、
次に当てはまる場合は 大腸カメラを検討 しましょう。
✔ 血便が続く
繰り返す血便は注意が必要です。
1回でも不安があれば相談を。
2回以上続く場合は精査をおすすめします。
✔ 便が細くなってきた
腸のどこかが狭くなっている可能性があります。
✔ 黒っぽい便が出る
消化管の上部で出血しているサインのことがあります。
早めの受診を。
✔ 40歳以上で初めて血便が出た
ポリープ・大腸がんが増え始める年代です。
「念のため」の検査でも安心につながります。
✔ 貧血や体重減少がある
慢性的な出血が続いている場合があります。
✔ 家族に大腸がんやポリープがある
遺伝的要因を受ける場合もあります。
少しでも血便があれば、大腸カメラを検討しましょう。
受診のタイミングは?どれくらいで相談すべき?

血便を見たとき、
「様子を見ても大丈夫?」と迷う方が多いです。
次のポイントが目安になります。
● 1回でも不安があれば相談でOK
「なんとなく気になる」
その感覚はとても大切です。
1回きりでも受診して問題ありません。
● 2回以上続く場合は検査を検討
くり返す血便は、
痔以外の原因が隠れていることがある ため、
大腸カメラで確認しておくと安心です。
● 40代以降は特に注意
大腸ポリープが増える年代です。
健康診断では分からない、
“腸の中そのものを直接確認できる”のが大腸カメラです。
当院の大腸カメラについて

いけざき内科・内視鏡クリニックでは、
初めての方でも安心して受けられる体制を整えています。
・鎮静を使った“眠っている間に終わる”大腸カメラ
・痛みを抑えた挿入法
・良性ポリープなら その場で切除可能
・検査後は リカバリールームでゆったり休憩
「怖くて踏み出せなかった…」という方も
多く受けられ、安心して帰られています。
まとめ|血便は“様子見しすぎない”ことが大切
血便の原因はさまざまですが、
早めの確認で防げる病気が多い のがポイントです。
・1回でも不安なら受診
・2回以上続く血便は検査を
・40代以降は特に注意
気になる症状があれば、
どうぞお気軽にご相談ください。
【監修】
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
専門:
一般内科/内視鏡内科/消化器内科
内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)