2026年1月09日

はじめに
東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
健康診断や人間ドックで
「貧血がありますね」
「ヘモグロビンが低いです」
と指摘され、不安になったことはありませんか。
・症状はない
・様子見でいいのかな
・鉄剤を飲めば治る?
このように迷われる方はとても多いです。
貧血には
心配の少ないもの と
原因をきちんと調べたほうがよいもの
があります。
今回は、
健診で貧血を指摘されたときに
まず知っておいてほしいポイント を
専門医の立場からわかりやすく解説します。
そもそも「貧血」とは?
貧血とは、
血液中の ヘモグロビン が少なくなり、
体に十分な酸素を運べなくなった状態です。
健診では主に
・ヘモグロビン(Hb)
・赤血球数
などで判断されます。
軽度の場合は
ほとんど症状がないことも多く、
健診で初めて気づくことも少なくありません。
実際に、
日常生活では全く自覚症状がないまま、
健診で初めて指摘される方も多くいらっしゃいます。
健診でよくみられる貧血の原因
■よくある原因(比較的心配の少ないケース)
・鉄欠乏性貧血
・食事からの鉄分不足
・月経による鉄の消耗
・妊娠・授乳
・食事量の減少、偏り
特に
月経のある女性 では
鉄欠乏性貧血が最も多くみられます。
■注意が必要な原因
一方で、次のような病気が
隠れていることもあります。
・胃や大腸からの慢性的な出血
・大腸ポリープ
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
・大腸がん など
これらは
痛みなどの症状がほとんどないまま進行する
こともあり、
「貧血だけがサイン」
という場合もあります。
特に注意が必要なのは
・男性の貧血
・閉経後女性の貧血
この場合、
消化管からの出血が原因のことがあり、
一度きちんと確認することが大切です。
こんな場合は早めに受診を
次のような場合は、
早めの受診をおすすめします。
・男性、または閉経後の女性で貧血を指摘された
・数値が以前より徐々に下がっている
・便潜血検査が陽性だった
・血便や黒っぽい便が出たことがある
・胃もたれ、食欲低下、体重減少がある
このような場合、
原因を調べる検査が必要になることがあります。
受診するとどんな検査をするの?

症状や健診結果に応じて、
次のような検査を行います。
・血液検査(貧血の種類・程度)
・便潜血検査
必要に応じて
・胃カメラ
・大腸カメラ
※すべての方に内視鏡検査を行うわけではありません。
状態を見ながら、
必要な検査を段階的に判断しますので
ご安心ください。
まとめ
・貧血には様子見でよいケースもあります
・しかし、放置すべきでない貧血 もあります
・特に男性・閉経後女性では原因確認が重要です
健診で貧血を指摘され、
「今すぐ受診するほどではないかな…」
と迷っている段階でのご相談でも構いません。
気になる方は、
お気軽にご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
一般内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科