医療コラム第23回:健診で便潜血が「陰性」でも安心できないケースとは?|東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック|東松原駅の内科・内視鏡内科・消化器内科・肝臓内科

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医療コラム第23回:健診で便潜血が「陰性」でも安心できないケースとは?

医療コラム第23回:健診で便潜血が「陰性」でも安心できないケースとは?|東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック|東松原駅の内科・内視鏡内科・消化器内科・肝臓内科

2026年1月13日

医療コラム第23回:健診で便潜血が「陰性」でも安心できないケースとは?

はじめに

東松原・明大前・永福町・下北沢など、
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。

健康診断で
「便潜血は陰性でした」
と言われると、
・ひとまず安心
・大腸の検査はしなくていいかな
・忙しいし様子見でいいかも
そう感じる方は多いと思います。

ただし、
便潜血が陰性でも安心できないケースがある
ことは、あまり知られていません。

この記事では、
・なぜ「陰性=絶対に大丈夫」ではないのか
・どんな場合に受診をおすすめするのか
について、消化器内視鏡専門医の立場から、できるだけ分かりやすく解説します。

便潜血検査とは?

便潜血検査は、
便の中に目に見えない血液が混じっていないかを調べる検査です。

大腸がんや大腸ポリープなど、
出血を伴う病変の発見に有用ですが、
万能な検査ではありません。

なぜ「陰性」でも安心できないことがあるの?

主な理由は、次の3つです。

① 出血していない病変は拾えない
・小さなポリープ
・表面が出血しにくい大腸がん
・たまたま検査前に出血していなかった場合

このようなケースでは、病変があっても陰性になることがあります。

② 出血は「毎日」起きるとは限らない
大腸の病気による出血は、
断続的 なことが少なくありません。
・出血していない日に便を採取した
・1回法・2回法でもタイミングが合わなかった

その結果、陰性になることがあります。

③ 痔と自己判断してしまう
・血便があるが「痔だと思っていた」
・便潜血が陰性だったので安心した

痔と大腸の病気が同時に存在することも珍しくありません。

便潜血が陰性でも、受診をおすすめしたいサイン

以下に当てはまる方は、
便潜血の結果に関わらず、一度ご相談ください。

・目で見て分かる血便が出た
・便が細くなった、形が変わった
・下痢や便秘が長く続いている
・お腹の痛み・張りが続く
・健診で貧血を指摘された
・家族に大腸がん・大腸ポリープの方がいる
・40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない

これらは、
便潜血検査だけでは判断できない重要なサインです。

「陰性だから様子見」でよい人・注意が必要な人

様子見でよい場合
・症状が全くない
・年齢が若い
・定期的に大腸カメラを受けている
■注意が必要な場合
・何らかの症状がある
・40歳以上
・便潜血検査を初めて受けた
・以前から気になる症状が続いている

「自分はどちらだろう?」
と迷ったときは、専門医に相談すること自体が安心につながります。

大腸カメラは「不安を消すための検査」でもあります

大腸カメラは、
病気を見つけるためだけの検査ではありません。

・何もなければ安心できる
・「大丈夫」という根拠を持てる
という、安心のための検査でもあります。

当院では、
・鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査
・下剤が不安な方への院内下剤の選択
など、負担を減らす工夫を行っています。

まとめ

・便潜血「陰性」=絶対に安心、ではありません
・症状がある場合は結果に関わらず要注意
・迷ったら早めの相談が、結果的に安心につながります

気軽にご相談ください

症状が軽くても、
「一度確認しておいた方が安心」なケースは少なくありません。

東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいの方は、
どうぞお気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
一般内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

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