過敏性腸症候群(IBS)とは?|症状・4つのタイプと大腸カメラが必要なサイン【医療コラム第28回】

〒156-0043東京都世田谷区松原5-56-12 丸山ビル1階

03-6379-5731

WEB予約
下層メインビジュアル

過敏性腸症候群(IBS)とは?|症状・4つのタイプと大腸カメラが必要なサイン【医療コラム第28回】

過敏性腸症候群(IBS)とは?|症状・4つのタイプと大腸カメラが必要なサイン【医療コラム第28回】

2026年1月26日

過敏性腸症候群(IBS)とは?|症状・4つのタイプと大腸カメラが必要なサイン【医療コラム第28回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・浜田山など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。


外来では、

・下痢が続いている
・便秘を繰り返している
・下痢と便秘を繰り返す
・排便前にお腹が痛くなる
・緊張するとトイレに行きたくなる

といったご相談を
多くいただきます。

「ストレスが原因かな」
「過敏性腸症候群かもしれない」

と考えて、
様子を見ている方も少なくありません。

結論

腹痛とともに、
下痢や便秘などの便通異常を
繰り返している場合、

過敏性腸症候群(IBS)

の可能性があります。


ただし、症状だけで
IBSと決めることはできません。

大腸がんや炎症性腸疾患などでも、
似た症状が起こることがあります。

年齢や症状、これまでの経過から、
必要な検査を検討することが大切です。

過敏性腸症候群(IBS)とは?

過敏性腸症候群(IBS)は、

大腸に炎症や腫瘍などの
明らかな異常が見つからないにもかかわらず、

腹痛とともに、
下痢や便秘などの便通異常を
繰り返す病気です。


例えば、

・排便すると腹痛が軽くなる
・腹痛とともに便の回数が変わる
・腹痛とともに便の硬さや形が変わる

といった症状がみられます。


命にかかわる病気ではありませんが、

急な便意や腹痛が心配で
電車に乗れない、
仕事や学校に集中できないなど、

日常生活へ影響することがあります。

IBSには4つのタイプがあります

IBSは、便の硬さや形によって
4つのタイプに分けられます。

① 下痢型

軟らかい便や水のような便が多く、
突然、強い便意が起こるタイプです。

通勤や通学、会議など、
すぐにトイレへ行けない状況で
症状が強くなることがあります。

② 便秘型

硬い便が多く、
排便しにくいタイプです。

便が出てもすっきりしない、
お腹が張るなどの症状を
伴うことがあります。

③ 混合型

下痢と便秘を
繰り返すタイプです。

日によって便の状態が変わり、
症状が安定しないことがあります。

④ 分類不能型

IBSの症状はあるものの、
下痢型・便秘型・混合型の
いずれにも当てはまらないタイプです。

症状のタイプによって、
適した治療方法が異なります。

受診時には便の回数だけでなく、
便の硬さや形、腹痛との関係も
お伝えください。

IBSと思っていても別の病気が隠れていることがあります

IBSと似た症状を起こす病気は、
少なくありません。

例えば、

・大腸がん
・大腸ポリープ
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・感染性腸炎
・甲状腺機能異常

などがあります。


症状だけでは区別できないことがあるため、
診察のうえで必要な検査を検討します。

▶ 関連コラム

第39回:大腸がんの初期症状とは
第42回:潰瘍性大腸炎とは?

IBSはどのように診断するの?

IBSは、症状の内容や続いている期間、
排便との関係などを確認して診断します。

必要に応じて、

・血液検査
・便検査
・腹部エコー
・大腸カメラ

などを行います。

すべての方に大腸カメラが
必要になるわけではありません。

年齢、症状、家族歴、
これまでに受けた検査などから、

大腸カメラが必要かどうかを
個別に判断します。

大腸カメラを検討したいサイン

次のような場合は、
IBS以外の病気が隠れていないか
確認することが大切です。

・血便がある
・発熱を伴っている
・意図せず体重が減ってきた
・貧血を指摘された
・夜間にも症状が起こる
・便が以前より細くなった状態が続く
・中高年になって初めて症状が現れた
・症状が次第に悪化している
・大腸がんや炎症性腸疾患の家族歴がある

特に、

血便、体重減少、貧血を伴う場合は、
早めの受診をおすすめします。

大腸カメラでは、
大腸ポリープや大腸がん、
潰瘍性大腸炎などを確認できます。

また、症状の原因となる
大腸の病気がないことを確認することも、
大切な目的の一つです。

▶ 関連コラム

第68回:血便が出たらどうする
第65回:体重減少の原因は

IBSの治療

IBSの治療では、

・食生活の見直し
・睡眠や生活リズムの改善
・適度な運動
・症状に応じた薬物治療
・ストレスへの対応

などを組み合わせます。


下痢型や便秘型などによって、
使用する薬は異なります。

自己判断で下痢止めや下剤を
長期間使用せず、

症状に合った治療について
医療機関へご相談ください。

当院の大腸カメラについて

当院では、

鎮静剤を使用した
苦痛の少ない大腸カメラ

に対応しています。

・鎮静剤を使用した内視鏡検査
・炭酸ガス送気
・院内下剤用の個室
・日帰り大腸ポリープ切除

など、安心して検査を受けていただける
環境づくりに努めています。

当院は東松原駅西口から徒歩1分、
明大前駅から井の頭線で1駅です。

東松原・明大前・永福町・浜田山など、
井の頭線沿線からもご来院いただけます。

▶ 関連コラム

第2回:大腸カメラは痛い?つらい?
第13回:下剤が不安な方へ
第100回:大腸カメラを受けるべき人とは

まとめ

過敏性腸症候群(IBS)は、
腹痛とともに下痢や便秘などの
便通異常を繰り返す病気です。

便の状態によって4つのタイプに分かれ、
タイプに応じた治療を行います。


すべての方に大腸カメラが
必要になるわけではありません。

しかし、

・血便がある
・体重が減ってきた
・貧血や発熱がある
・夜間にも症状が起こる
・中高年になって初めて症状が現れた
・症状が次第に悪化している

場合は、IBS以外の病気が
隠れていないか確認することが大切です。


「IBSかもしれない」
「この症状で受診してよいのかな」

という段階でも大丈夫です。

まずは消化器内科へ
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

TOP