2026年3月21日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。
外来では、
・右上腹部が痛い
・脂っこいものを食べたあとに痛む
・みぞおち〜右わき腹が重い
・胆石と言われたことがある
といったご相談をいただくことがあります。
このような症状の原因のひとつが、
胆石(たんせき) です。

胆石は珍しい病気ではありませんが、
・症状がないまま見つかることもある
・急に強い痛みを起こすこともある
という特徴があります。
今回は、
・胆石とは何か
・どんな症状が出るのか
・放置してよいのか
・どんな検査が必要か
について、わかりやすく解説します。
胆石とは?

胆石とは、
胆のうや胆管の中にできる石のようなかたまり のことです。
胆のうは、
肝臓で作られた胆汁をためておく袋です。
胆汁は脂肪の消化を助ける役割があり、
食事をすると胆のうが収縮して
胆汁を十二指腸へ送り出します。
この胆汁の成分が固まってできるのが胆石です。
胆石にはいくつか種類がありますが、
多くは コレステロール胆石 です。
胆石があっても症状がないことがあります
胆石が見つかっても、
すべての方に症状が出るわけではありません。
健康診断や人間ドックの腹部エコーで
偶然見つかることもあります。
このように症状のないものを
無症候性胆石 といいます。
一方で、
胆石が胆のうの出口や胆管にはまり込むと、
痛みや炎症を起こすことがあります。
胆石の症状|右上腹部痛・食後の痛みが特徴
1.右上腹部の痛み
胆石でよくみられるのが、
右上腹部の痛み です。
肋骨の下あたりが痛む、
押されるように重い、
差し込むように痛む、
と表現されることがあります。
2.みぞおちの痛み
胆石の痛みは、
右上腹部だけでなく
みぞおち に出ることもあります。
そのため、
・胃の病気かと思った
・胃もたれだと思っていた
という方も少なくありません。
3.食後の痛み
特に、
脂っこいものを食べたあと に
症状が出やすいことがあります。
食後に胆のうが収縮することで、
胆石が動いて痛みを起こすためです。
4.背中や右肩への痛み
胆石では、
右背部や右肩に
関連痛が出ることもあります。
5.吐き気
痛みとともに、
吐き気を伴うことがあります。
胆石発作とは?|典型的な痛みのパターン
胆石によって起こる痛みの発作を、
胆石発作 と呼びます。

典型的には、
・食後、とくに脂っこい食事のあと
・右上腹部〜みぞおちが急に痛くなる
・30分〜数時間ほど続く
・吐き気を伴うことがある
といった形で起こります。
一時的におさまることもありますが、
繰り返す場合は注意が必要です。
胆石を放置するとどうなる?|合併症に注意
症状のない胆石は、
すぐに大きな問題を起こさないこともあります。
ただし、胆石が原因で
次のような病気を起こすことがあります。
急性胆のう炎
胆石が胆のうの出口につまり、
胆のうに炎症が起こる状態です。
・強い右上腹部痛
・発熱
・吐き気
・押すと強く痛い
胆管炎
胆石が胆管につまると、
胆汁の流れが悪くなり感染を起こします。
・発熱
・腹痛
・黄疸
がそろう場合は特に注意が必要です。
膵炎
胆石が膵管の出口付近に影響すると、
急性膵炎 を起こすことがあります。
強い腹痛を伴い、
入院治療が必要になることもあります。
胆石が疑われるときの検査
腹部エコー検査
胆石の診断で
まず行われることが多いのが、
腹部エコー(腹部超音波検査) です。
エコーでは、
・胆石の有無
・胆のうの腫れ
・胆のう壁の肥厚
・胆管の拡張
などを確認できます。
体への負担が少なく、
胆石の評価に
とても有用な検査です。
血液検査
炎症の有無や、
肝機能・胆道系酵素の異常を
確認します。
CTやMRI(MRCP)
必要に応じて、
胆管結石や合併症の評価のために
追加で行うことがあります。
こんなときは早めの受診をおすすめします
次のような場合は、
一度医療機関で相談することを
おすすめします。
✅ 右上腹部の痛みを繰り返す
✅ 脂っこい食事のあとに痛む
✅ みぞおち〜右上腹部に強い痛みがある
✅ 吐き気を伴う
✅ 胆石を指摘されたことがある
✅ 発熱を伴う
✅ 皮膚や白目が黄色い
✅ 痛みが強く続いている
特に、
強い痛み・発熱・黄疸
がある場合は、
早めの受診が必要です。
胃の病気と区別がつきにくいこともあります
胆石の痛みは
みぞおちに出ることもあるため、
・胃炎
・胃潰瘍
・逆流性食道炎
などの胃の病気と
区別がつきにくいことがあります。
また、
右上腹部痛の原因は
胆石だけではありません。
・胃や十二指腸の病気
・肝臓の病気
・腸の病気
・筋肉や神経の痛み
なども考えられます。
症状だけで
自己判断するのは難しいため、
続く痛みがある場合は
きちんと原因を確認することが大切です。
胆石は必ず手術が必要?
胆石があっても、
必ずしも手術が必要なわけではありません。
ただし、
・症状を繰り返す
・胆のう炎を起こした
・合併症がある
場合は、
手術が検討されます。
無症状の場合は
経過観察となることもあります。
まとめ
胆石は、
胆のうや胆管にできる石 で、
・右上腹部痛
・食後の痛み
・吐き気
の原因となります。
放置すると、
胆のう炎や膵炎などの
合併症を起こすこともあります。
右上腹部の痛みを繰り返す場合は、
一度検査で確認することが大切です。
当院でご相談いただけます
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、
・右上腹部痛の診察
・腹痛の原因検索
・血液検査
・必要に応じた専門医療機関へのご紹介
を行っています。
井の頭線沿線
(東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢 など)で
👉 右上腹部が痛い方
👉 胆石が心配な方
👉 食後の腹痛が気になる方
は、お気軽にご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
