2026年3月02日

はじめに
東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
最近、
・ダイエットしていないのに痩せてきた
・食事量が変わらないのに体重が減る
・服やベルトが緩くなった
・食欲がなく疲れやすい
このような変化はありませんか?
意図しない体重減少には、
食事量や生活環境の変化だけでなく、
病気が関係していることもあります。
今回は、体重減少の主な原因と、
医療機関を受診する目安について解説します。
どのくらい減ったら注意?
一般的には、ダイエットなどをしていないのに
6か月で体重の5%以上減った場合は、
原因を確認したい一つの目安です。
例えば、
・60kgの方:3kg以上
・50kgの方:2.5kg以上
の減少に相当します。

ただし、5%未満であっても、
体重が減り続けている場合や
ほかの症状を伴う場合はご相談ください。
体重の減少量だけでなく、
どのくらいの期間で減ったか、
意図的な減量かどうかも重要です。
体重減少の主な原因
意図しない体重減少には、
生活環境の変化から病気、薬の影響まで、
さまざまな原因があります。

一つの原因だけでなく、
複数の要因が重なっている場合もあります。
1.食事量や生活環境の変化
忙しさや生活リズムの変化により、
本人が気づかないまま
食事量が減っていることがあります。
・食事を抜くことが増えた
・運動量が増えた
・暑さで食欲が落ちた
・歯や入れ歯の問題で食べにくい
・飲み込みにくい
などがないか確認しましょう。

2.消化器の病気
胃や腸、肝臓、胆のう、膵臓の病気により、
食欲低下や消化・吸収の問題が起こり、
体重が減ることがあります。
考えられる病気には、
・胃炎や胃・十二指腸潰瘍
・炎症性腸疾患
・慢性膵炎などの膵臓病
・胃がんや大腸がんなど
があります。
胸やけ、胃痛、下痢、血便、黒い便などを
伴う場合は、消化器内科へご相談ください。
▶ 医療コラム第91回:胃がんの初期症状とは?|見逃しやすいサインと胃カメラの必要
▶ 医療コラム第39回:大腸がんの初期症状とは?|血便・便が細い・腹痛は要注意
3.内分泌・代謝の病気
甲状腺ホルモンが過剰になる
甲状腺機能亢進症では、
食欲があっても体重が減り、
動悸、発汗、手の震えなどが
現れることがあります。
糖尿病でも、血糖値が著しく高い場合には、
口渇、多飲、多尿、疲れやすさとともに
体重が減ることがあります。
4.慢性疾患や感染症
慢性的な感染症、心臓や肺の病気、
自己免疫疾患などでも、
食欲やエネルギー消費に影響して
体重が減る場合があります。
発熱、寝汗、咳、息切れ、関節痛などを
伴っていないか確認します。
5.心の不調や薬の影響
強いストレス、不安、うつ状態などにより、
食欲が低下することがあります。
また、服用している薬によって、
吐き気や食欲低下が現れることもあります。
自己判断で薬を中止せず、
お薬手帳を持って医師へご相談ください。
早めに受診したい症状
体重減少に加えて、
次のような症状がある場合は
早めに医療機関を受診してください。
・食欲低下が続く
・発熱や寝汗が続く
・腹痛、下痢、嘔吐が続く
・血便や黒い便が出る
・食べ物がつかえる
・貧血や強い倦怠感がある
・動悸、発汗、手の震えがある
吐血、大量の血便、意識がもうろうとする、
強い腹痛がある場合は、
速やかな受診が必要です。
医療機関では何を調べる?
まず、体重が減った期間や食事量、
生活環境、服用中の薬、
ほかの症状について確認します。

必要に応じて、
・血液検査
・尿検査
・胸部レントゲン
・腹部超音波検査
などを行います。
血液検査では、貧血、炎症、血糖値、
肝機能、腎機能、甲状腺機能などを
確認することがあります。
胃痛、つかえ感、黒い便などがあれば胃カメラ、
血便や便通異常、貧血などがあれば
大腸カメラを検討します。
体重が減った方全員に
内視鏡検査が必要なわけではありません。
症状や診察、検査結果をもとに、
必要な検査を選ぶことが大切です。
まとめ
意図しない体重減少には、
食事量や生活環境の変化だけでなく、
消化器疾患、甲状腺疾患、糖尿病、
慢性疾患、心の不調、薬の影響など、
さまざまな原因があります。
6か月で体重の5%以上減った場合は、
受診を考える一つの目安です。
5%未満でも、体重が減り続けている場合や、
食欲低下、血便、黒い便、発熱などを
伴う場合は、自己判断で放置せずご相談ください。
原因不明の体重減少が気になる方へ
東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、
原因不明の体重減少や食欲低下、
胃腸症状などのご相談に対応しています。
問診や診察、血液検査などを行い、
症状に応じて腹部エコー、
胃カメラ・大腸カメラなどを検討します。
これまでの健診結果や体重の記録、
お薬手帳がある方は受診時にお持ちください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
