2026年2月10日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
・下痢が1週間以上続いている
・市販薬を飲んでも良くならない
・様子を見ていいのか不安
このようなご相談は、
外来でもよくあります。
下痢はよくある症状ですが、
自然に治る場合と、
検査や治療が必要な場合があります。
今回は、
下痢が続くときに考えられる原因と、
受診を考える目安を解説します。

下痢が1週間以上続くときに考える主な原因
下痢が続く原因には、
さまざまなものがあります。
例えば、
・感染性腸炎(細菌・ウイルス)
・過敏性腸症候群(IBS)
・潰瘍性大腸炎
・薬の影響
・食生活の影響
などです。
一時的な下痢であれば、
数日で改善することもあります。
しかし、
下痢が1週間以上続いている場合は、
一度原因を確認することが大切です。
様子を見てもよい下痢とは?
次のような場合は、
水分を取りながら、
まず数日、経過を見ることもあります。
・発熱がない
・血便がない
・腹痛が軽い
・食事や水分が取れる
・徐々に下痢の回数が減っている
このような場合は、
一時的な胃腸炎などで、
自然に回復することがあります。
ただし、症状が改善しない場合や、
新しい症状が加わった場合は、
医療機関を受診しましょう。
受診を考えた方がよい下痢のサイン

次のような症状がある場合は、
早めの受診をおすすめします。
・下痢が1週間以上続く
・血便がある
・発熱が続く
・体重が減ってきている
・夜中にも下痢で目が覚める
・腹痛が強い
・水分を十分に取れない
これらは、腸に炎症が起きている場合や、
ほかの病気が隠れているサインの
可能性があります。
特に、水分が取れない、
尿量が減っている、
ふらつきや強い倦怠感がある場合は、
脱水にも注意が必要です。
血便を伴う下痢は注意が必要
下痢に加えて血便がある場合は、
特に注意が必要です。
原因として、
・潰瘍性大腸炎
・感染性腸炎
・大腸ポリープ
・大腸がん
などが考えられます。
血便は痔でも起こりますが、
「痔だろう」と自己判断して
放置しないことが大切です。
血便が気になる方は、
こちらの記事もあわせてご覧ください。
▶医療コラム第39回:大腸がんの初期症状は?血便・便が細い・腹痛…何が危険サイン?
「過敏性腸症候群」と言われたけれど不安な方へ
慢性的な下痢では、
過敏性腸症候群(IBS)と
診断されることがあります。
IBSでは、
ストレスや緊張をきっかけに、
腹痛や下痢、便秘などを
繰り返すことがあります。
しかし、
・血便がある
・夜間にも下痢がある
・体重減少がある
・発熱がある
このような場合は、
IBS以外の病気が
隠れている可能性があります。
症状だけでIBSと決めつけず、
必要に応じて検査を受けることが
重要です。
過敏性腸症候群(IBS)について
詳しく知りたい方は、
こちらの記事もご覧ください。
▶医療コラム第28回:下痢・便秘・腹痛が続く方へ、それって過敏性腸症候群(IBS)?
潰瘍性大腸炎が見つかることもあります
下痢が長く続く場合、
潰瘍性大腸炎などの
炎症性腸疾患が
見つかることもあります。
特に、
・血便がある
・便の回数が多い
・腹痛を伴う
・症状が数週間続いている
場合は、
検査が必要になることがあります。
潰瘍性大腸炎について
詳しく知りたい方は、
こちらの記事もご覧ください。
▶医療コラム第42回:潰瘍性大腸炎とは?下痢・血便が続く方へ――IBSとの違いと検査の目安
下痢が続くときに行う検査

症状や経過に応じて、
・血液検査
・便検査
・腹部エコー
・大腸カメラ
などを行い、
原因を調べます。
血液検査では、
炎症や貧血、脱水の有無などを
確認します。
便検査では、
細菌感染などがないかを
調べることがあります。
特に、
血便を伴う場合や、
下痢が長期間続く場合は、
大腸カメラが必要になることがあります。
大腸カメラでは、
大腸の粘膜を直接観察し、
・潰瘍性大腸炎
・大腸ポリープ
・大腸がん
などがないかを確認します。
どのタイミングで受診すればよい?
受診を考える目安は、
・下痢が1週間以上続いている
・症状が徐々に悪化している
・血便がある
・発熱や強い腹痛がある
・夜間にも下痢がある
・体重が減ってきている
といった場合です。
下痢が1週間以上改善しない場合は、
我慢せず、内科または消化器内科へ
ご相談ください。
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢で下痢が続く方へ

当院では、
・下痢の原因の診断
・血液検査や便検査
・腹部エコーによる評価
・大腸カメラによる確認
などを行っています。
下痢が1週間以上続く場合や、
血便を伴う場合は、
自己判断で様子を見過ぎず、
お気軽にご相談ください。
原因を確認し、
症状に合った治療を受けることが
安心につながります。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
