血便が出たらどうする?|放置してはいけない理由と受診の目安【医療コラム第68回】

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血便が出たらどうする?|便の色・量でみる緊急性と受診の目安【医療コラム第68回】

血便が出たらどうする?|放置してはいけない理由と受診の目安【医療コラム第68回】

2026年3月05日

血便が出たらどうする?|便の色・量でみる緊急性と受診の目安【医療コラム第68回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。


血便が出たとき、

・紙に血が付いていた
・便に血が混じっていた
・便器が赤くなった
・すぐ受診すべきか分からない

と不安になる方は少なくありません。

血便は痔でも起こりますが、
出血量や伴う症状によっては
速やかな受診が必要です。

今回は、血便が出た直後に
確認したいことと、

便の色や量から考える
受診の緊急度を解説します。

結論

次のような場合は、
速やかに医療機関を受診してください。

・出血量が多い
・出血が続いている
・めまい、冷や汗、動悸がある
・強い腹痛や腹部の張りがある
・黒く粘り気のある便が出た
・血性下痢と発熱を伴う

症状が強い場合や、
意識が遠のく感じがある場合は、
救急要請も検討してください。

少量の血でも繰り返す場合は、
消化器内科へご相談ください。

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当日・翌日のご相談も可能です

血便が出た直後に確認すること

可能な範囲で、
次の点を確認しましょう。

・血液の色
・おおよその出血量
・便の表面に付いたか、混じっていたか
・今回だけか、以前にもあったか
・腹痛、下痢、発熱があるか
・めまい、動悸、冷や汗があるか

便や便器の状態を
スマートフォンで撮影しておくと、
診察時の参考になることがあります。

無理に確認したり、
便を保存したりする必要はありません。

血液の色による受診の目安

鮮やかな赤い血

紙や便の表面に付く鮮血は、
切れ痔やいぼ痔などで
みられることがあります。

ただし、直腸や大腸からの
出血でも起こります。

鮮血だから痔と決めつけることはできません。

暗赤色・赤黒い血

暗い赤色の血が便に混じる場合は、
大腸の内部から出血している
可能性があります。

少量でも繰り返す場合や、
腹痛や下痢を伴う場合は
早めに受診してください。

黒く粘り気のある便

海苔の佃煮のような
黒く粘り気のある便は、

胃や十二指腸などからの
出血でみられることがあります。

鉄剤や食品で黒くなる場合もありますが、
自己判断せず医療機関へご相談ください。

なお、便の色だけで
出血部位や原因を
特定することはできません。

出血量が多い場合

便器が赤く染まるほどの出血や、
血液の塊が出た場合、

何度も血便が続く場合は、
早急な対応が必要になることがあります。

特に、

・立ちくらみやふらつき
・冷や汗
・息苦しさ
・強い動悸
・顔色が悪い
・意識が遠のく感じ

がある場合は、
急な貧血や血圧低下の可能性があります。

ご自身で運転せず、
家族の送迎や救急要請を
検討してください。

少量なら様子を見てもよい?

硬い便の後に紙へ少量の血が付き、
その後まったく出血がない場合は、

緊急性が低いこともあります。

ただし、少量でも、

・血便を繰り返している
・便に血が混じっている
・便秘や下痢が続いている
・便が細くなった
・貧血や体重減少がある
・過去に大腸ポリープを切除した
・家族に大腸がんの方がいる

場合は、早めに
消化器内科へご相談ください。

血便が出たときに避けたいこと

血便が止まったからといって、
原因となる病気がなくなったとは限りません。

「痔だろう」と決めつけて
長期間放置することは避けましょう。

また、血液を固まりにくくする薬を
服用している方は、

出血があっても自己判断で
薬を中止しないでください。

受診先へ連絡し、
医師の指示を確認しましょう。

受診時に持参したいもの

受診時には、可能であれば、

・便や便器を撮影した画像
・お薬手帳
・健康診断の結果
・過去の大腸カメラの結果
・出血した日時や回数の記録

をお持ちください。

診察では、血液の色や量、
伴う症状、服用中のお薬などを確認し、

必要に応じて血液検査、便検査、
大腸カメラ、胃カメラ、CTなどを
検討します。

すべての方に、すべての検査が
必要になるわけではありません。

当院の大腸カメラについて

内視鏡室

当院では、

・鎮静剤を使用した大腸カメラ
・炭酸ガス送気
・院内下剤用の個室
・日帰り大腸ポリープ切除
・検査後のリカバリースペース

に対応しています。

血便がある場合は、
症状や全身状態を確認したうえで、

検査の必要性や時期を
個別に判断します。

まとめ

血便が出たら、まずは、

・血液の色と量
・出血が続いているか
・腹痛、発熱、下痢の有無
・めまい、冷や汗、動悸の有無

を確認しましょう。

出血量が多い場合や、
全身症状を伴う場合は
速やかな受診が必要です。

緊急症状がなくても、
血便を繰り返す場合は
消化器内科へご相談ください。

「一度だけだから大丈夫かな」
「今すぐ受診すべきか分からない」

という段階でも大丈夫です。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

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