健康診断でコレステロールが高いと言われたら|LDL・中性脂肪の基準と受診の目安【医療コラム第122回】

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健康診断でコレステロールが高いと言われたら|LDL・中性脂肪の基準と受診の目安【医療コラム第122回】

健康診断でコレステロールが高いと言われたら|LDL・中性脂肪の基準と受診の目安【医療コラム第122回】

2026年8月03日

健康診断でコレステロールが高いと言われたら|LDL・中性脂肪の基準と受診の目安【医療コラム第122回】

はじめに

東松原・明大前・新代田など、
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。


健康診断で、

・LDLコレステロールが高い
・中性脂肪が高い
・HDLコレステロールが低い
・脂質異常症の疑いがある

と指摘されていませんか?


コレステロールが高くても、
多くの場合、自覚症状はありません。

しかし、放置すると
動脈硬化が少しずつ進み、

心筋梗塞や脳梗塞のリスクを
高める可能性があります。


今回は、コレステロールや
中性脂肪の基準値と、

内科を受診する目安について
わかりやすく解説します。

脂質異常症とは?

脂質異常症とは、血液中の
コレステロールや中性脂肪が、

基準から外れている状態です。


主に確認する項目は、

・LDLコレステロール
・HDLコレステロール
・中性脂肪(トリグリセライド)
・non-HDLコレステロール

の4つです。


以前は「高脂血症」と
呼ばれることもありました。

しかし、HDLコレステロールは
低いことが問題になるため、

現在は「脂質異常症」という名称が
一般的に使われています。

LDLコレステロールとは?

LDLコレステロールは、
一般に「悪玉コレステロール」と
呼ばれています。

LDLが血液中に増え過ぎると、
血管の壁にたまり、

動脈硬化を進める
原因になります。


一般的な診断基準は、
次のとおりです。

140mg/dL以上:高値
120~139mg/dL:境界域

140mg/dL以上の場合は、
高LDLコレステロール血症と
判断されます。

ただし、LDLコレステロールの
目標値は全員が同じではありません。


高血圧や糖尿病、喫煙、
慢性腎臓病などがある方は、

LDLコレステロールが
140mg/dL未満でも、

治療や継続的な管理が
必要になることがあります。

HDLコレステロールとは?

HDLコレステロールは、
一般に「善玉コレステロール」と
呼ばれています。

血管にたまった余分な
コレステロールを回収する
働きがあります。


40mg/dL未満の場合は、
低HDLコレステロール血症と
判断されます。

HDLコレステロールが
低くなる原因には、

・運動不足
・肥満
・喫煙
・中性脂肪の上昇

などがあります。

HDLコレステロールだけでなく、
LDLコレステロールや中性脂肪と
合わせて評価することが大切です。

中性脂肪の基準は?

中性脂肪は、
トリグリセライドまたは
TGとも呼ばれます。

一般的な診断基準は、
次のとおりです。

空腹時:150mg/dL以上
随時:175mg/dL以上

中性脂肪は、食事や飲酒の影響を
受けやすい項目です。


健診前に食事をしていた場合や、
前日に飲酒していた場合は、

一時的に高くなることもあります。

中性脂肪が高いときは、
採血時の食事状況を確認し、

必要に応じて空腹時の採血で
再検査を行います。

コレステロールが高くなる原因

脂質異常症は、
食生活だけで起こるわけではありません。

主な原因として、
次のものが考えられます。

・肉の脂身や乳製品の取り過ぎ
・食べ過ぎや体重増加
・運動不足
・飲酒
・喫煙
・糖尿病
・甲状腺機能低下症
・腎臓病
・遺伝的な体質

特に中性脂肪は、

甘い物、お酒、清涼飲料水、
炭水化物の取り過ぎによっても
上昇しやすくなります。

「脂っこい物を
あまり食べていないから大丈夫」

とは限りません。

数値が高い場合は、
食生活だけに原因を決めつけず、

ほかの病気が隠れていないかも
確認することが大切です。

放置するとどうなる?

脂質異常症には、
ほとんど自覚症状がありません。

そのため、健診で指摘されても、

「体調は悪くないから大丈夫」
「来年の健診まで様子を見よう」

と放置してしまう方もいます。

しかし、症状がないまま
動脈硬化が進行し、

・心筋梗塞
・狭心症
・脳梗塞
・末梢動脈疾患

などを発症することがあります。

特に、糖尿病や高血圧、
喫煙習慣などが重なると、

動脈硬化性疾患のリスクは
さらに高くなります。

自覚症状がない段階から
対策を始めることが重要です。

数値が高いと、すぐ薬が必要?

LDLコレステロールが高くても、
全員がすぐに薬を飲むわけではありません。

治療の必要性は、
コレステロールの数値だけでなく、

・年齢や性別
・血圧や血糖値
・喫煙歴
・腎機能
・心筋梗塞や脳梗塞の既往
・家族歴

などを含めて、
総合的に判断します。

まず食事や運動、減量などの
生活習慣改善を行い、

その後の数値を見ながら
治療方針を決めることもあります。

一方で、すでに心筋梗塞や
脳梗塞を経験している方や、

糖尿病、慢性腎臓病などがある方は、
より厳格な管理が必要です。

健診で基準値を超えたからといって、
必ず薬が始まるわけではありません。

まずは、ご自身のリスクを
確認することが大切です。

生活習慣で改善するには?

脂質異常症の改善には、
次のような対策が基本です。

・肉の脂身や加工肉を控える
・魚や大豆製品を取り入れる
・野菜、海藻、きのこ類を食べる
・甘い飲み物を控える
・飲酒量や頻度を見直す
・適度な運動を続ける
・体重を適正範囲に近づける
・禁煙する

極端な食事制限を
行う必要はありません。

一時的に頑張るのではなく、
無理なく続けられる方法を
選ぶことが大切です。

LDLコレステロールと
中性脂肪では、

数値が上がる原因や
食事改善のポイントが
異なることもあります。

健診結果を確認しながら、
ご自身に合った方法を考えましょう。

内科を受診する目安

次のような場合は、
一度、内科へご相談ください。

・LDLコレステロールが140mg/dL以上
・中性脂肪が基準値以上
・HDLコレステロールが40mg/dL未満
・数値が年々上昇している
・高血圧や糖尿病、喫煙習慣がある
・若い頃からLDLが高い
・家族に若年で心筋梗塞を発症した方がいる
・健診で「再検査」「要受診」と判定された

特に、未治療時の
LDLコレステロールが180mg/dL以上で、

若い頃から高値が続いている場合は、
家族性高コレステロール血症の
可能性も考えます。

LDLの数値だけでなく、
家族歴やアキレス腱の肥厚なども含めて
総合的に診断します。

まとめ

コレステロールや中性脂肪の異常は、
症状がなくても放置してよいとは限りません。

大切なのは数値だけではなく、
高血圧や糖尿病、喫煙歴などを含めて、

将来の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを
総合的に確認することです。

健康診断で異常を指摘されたら、
結果をそのままにせず、

生活習慣の見直しや再検査について
内科へご相談ください。

東松原・明大前・新代田で健診結果が気になる方へ

受付

東松原駅前いけざき内科・
内視鏡クリニックでは、

コレステロールや中性脂肪、
血圧、血糖値、肝機能など、

健康診断後のご相談に
対応しています。

健診結果をお持ちいただければ、
必要な再検査や治療について
わかりやすくご説明します。

「薬が必要なのか知りたい」
「まずは生活習慣から改善したい」

という段階でも、
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

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