健康診断でCEA・CA19-9が高いと言われたら|腫瘍マーカーの意味と受診の目安【医療コラム第129回】

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健康診断でCEA・CA19-9が高いと言われたら|腫瘍マーカーの意味と受診の目安【医療コラム第129回】

健康診断でCEA・CA19-9が高いと言われたら|腫瘍マーカーの意味と受診の目安【医療コラム第129回】

2026年9月04日

健康診断でCEA・CA19-9が高いと言われたら|腫瘍マーカーの意味と受診の目安【医療コラム第129回】

はじめに

東松原・明大前・新代田・梅ヶ丘など
近隣にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の池崎 修です。


健康診断や人間ドックで、

・CEAが高いと言われた
・CA19-9が基準値を超えていた
・腫瘍マーカーが高いとがんなの?
・症状がなくても受診が必要?

と不安になっていませんか?

「腫瘍マーカー」という名前から、
すぐにがんを連想する方も
少なくありません。

今回は、CEA・CA19-9の意味と、
数値が高くなる原因、
受診後に行う検査を解説します。

結論

CEAやCA19-9が高くても、

それだけでがんと
診断されるわけではありません。

喫煙や炎症、
肝臓・胆道・膵臓の良性疾患でも
上昇することがあります。


一方で、がんがあっても
腫瘍マーカーが正常な場合があります。

大切なのは、

・どの程度高いのか
・以前より上昇しているか
・ほかの検査にも異常があるか
・気になる症状があるか

を確認することです。

自己判断で放置せず、
健診結果を持って内科または
消化器内科へご相談ください。

腫瘍マーカーとは?

腫瘍マーカーは、
主にがん細胞などが作る物質を
血液で測定したものです。

主に、

・がんの診断の補助
・治療効果の確認
・治療後の経過観察
・再発の確認

などに使用されます。


ただし、腫瘍マーカーだけでは
がんの有無や発生した臓器を
特定できません。

単独で早期がんを見つける検査としては
限界があります。

CEAとは?

CEAは、主に、

・大腸がん
・胃がん
・膵がん
・肺がん
・乳がん

などで上昇することがある
腫瘍マーカーです。


ただし、がん以外にも、

・喫煙
・肝炎や肝硬変
・膵炎
・肺の炎症
・加齢の影響

などで上昇することがあります。

特に喫煙者では、がんがなくても
CEAが高めになる場合があります。

CA19-9とは?

CA19-9は、主に、

・膵がん
・胆のうがん
・胆管がん
・胃がん
・大腸がん

などで上昇することがあります。


一方、がん以外でも、

・胆石や胆管炎
・胆汁の流れが悪い状態
・急性膵炎、慢性膵炎
・肝炎や肝硬変
・糖尿病

などで高くなる場合があります。

そのため、

CA19-9が高いからといって、
すぐに膵がんとは判断できません。

また、体質によっては、
がんがあってもCA19-9が
上昇しない方がいます。

基準値を少し超えたらがんなの?

腫瘍マーカーの基準値は、
測定方法や検査機関によって異なります。

基準値を少し超えただけで、
がんの可能性が高いとは限りません。

一時的な炎症や喫煙、
肝機能異常などの影響も考えられます。


ただし、

・以前より明らかに上昇している
・再検査でも高値が続いている
・複数の検査項目に異常がある
・気になる症状を伴っている

場合は、詳しい検査を検討します。

数値の高さだけでなく、

過去からの変化も重要です。

早めに受診したい症状

CEAやCA19-9の上昇に加えて、
次の症状がある場合は
早めにご相談ください。

・意図せず体重が減ってきた
・食欲低下が続いている
・みぞおちや背中が痛む
・皮膚や白目が黄色い
・尿の色が濃くなった
・血便や黒い便がある
・便通の変化が続いている
・原因不明の貧血がある


黄疸に発熱や強い腹痛を伴う場合は、
速やかな受診が必要です。

受診後はどのような検査をする?

まず、健診結果や過去の数値を確認し、
症状、喫煙歴、持病などを伺います。

必要に応じて、

・CEA、CA19-9の再検査
・血算、肝機能、腎機能
・胆道系酵素、膵酵素
・腹部エコー
・胃カメラ
・大腸カメラ
・CT、MRI

などを検討します。

すべての方に、すべての検査が
必要になるわけではありません。

どの腫瘍マーカーが高いのか、
症状やほかの検査結果を踏まえて
必要な検査を判断します。

CTやMRIなどが必要な場合は、
対応できる医療機関へご紹介します。

まとめ

CEAやCA19-9が高くても、
それだけでがんと決まるわけではありません。

喫煙や炎症、
肝臓・胆道・膵臓の病気など、

がん以外の原因で
上昇することもあります。


一方、腫瘍マーカーが正常でも
がんを完全に否定することはできません。

重要なのは、

・今回の数値
・過去からの変化
・ほかの血液検査
・症状や生活習慣

を合わせて評価することです。


「少し高いだけだから大丈夫かな」
「がんではないか心配」

という段階でもご相談いただけます。

健診結果と過去の検査結果をお持ちのうえ、
内科・消化器内科へご相談ください。

受付

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

院長 池崎 修

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