2026年2月04日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山など、
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の池崎 修です。
・食後の胃もたれが続く
・少し食べただけで満腹になる
・みぞおちが痛い、焼ける感じがする
・胃カメラで異常がないのに不調が続く
このようなお悩みはありませんか。

原因の一つとして、
機能性ディスペプシア(FD)
が考えられます。
ただし、症状だけでFDとは判断できません。
今回は、症状や原因、
胃カメラを考える目安を解説します。
機能性ディスペプシアとは?
機能性ディスペプシア(FD)は、
症状を説明する明らかな病気がないのに、
胃もたれやみぞおちの痛みなどが
慢性的に続く病気です。
胃カメラは粘膜の炎症や潰瘍、
腫瘍などを確認する検査ですが、
胃の働きや刺激の感じ方までは
十分に分からないことがあります。
「異常がない=つらさがない」
ということではありません。
食事や仕事に支障がある場合も、
治療の対象になります。
FDの代表的な4つの症状

① 食後の胃もたれ
食事の後、胃が重い、
食べ物がいつまでも残っているように感じる、
といった不快感です。
② 早期満腹感
食べ始めてすぐに満腹になり、
普段の量を食べきれない状態です。
③ みぞおちの痛み
みぞおち付近に、
繰り返す痛みが起こります。
④ みぞおちの灼熱感
みぞおちが焼けるように感じる症状です。
吐き気やげっぷ、お腹の張りを
伴うこともあります。
ただし、げっぷや吐き気だけで
FDと診断するわけではありません。
なぜ起こる?
FDには、複数の要因が関係しています。
胃が食べ物を受け入れる働きの変化
通常、胃は食事に合わせて広がります。
この働きがうまくいかないと、
少量でも満腹感や苦しさを
感じることがあります。
胃の運動の変化
食べ物を十二指腸へ送り出す働きなどが変化し、
食後の不快感に関係する場合があります。
刺激への敏感さ
胃が広がる刺激や胃酸などを
敏感に感じることで、
痛みや不快感が起こる場合があります。
ストレスや生活習慣の影響
睡眠や食生活、ストレスなども、
症状に影響することがあります。
ストレスだけが原因ではなく、
「気のせい」でもありません。

FDはどう診断する?
症状の種類や経過、服用中の薬、
過去の病気や検査結果などを確認します。
胃・十二指腸潰瘍や逆流性食道炎など、
ほかの病気による症状ではないかも検討します。
必要に応じて、血液検査や胃カメラ、
ピロリ菌検査などを行います。
FDの診断に、
全員が胃カメラを受ける必要はありません。
一方、胃カメラで異常がなかったという
情報だけで、FDと決まるわけでもありません。
症状と検査結果を合わせて判断します。
胃カメラを考える目安
次のような場合は、
胃カメラなどの検査を検討します。
・症状が改善しない、繰り返す
・治療をしても不調が続く
・原因不明の体重減少がある
・食べ物がつかえる、飲み込みにくい
・貧血を指摘された
・繰り返し吐く
年齢や家族歴、ピロリ菌感染歴、
過去の検査歴なども踏まえて判断します。
「何週間も待ってから受診する」
必要はありません。
食事量が減っている、生活に支障がある場合も、
早めにご相談ください。
吐血や黒いタール状の便、強い腹痛、
水分が取れない場合は、
予約を待たずに受診してください。
出血に強いふらつきや意識の変化を伴う場合は、
119番への連絡を考えてください。
治療で改善は期待できる?
薬や食事・生活習慣の見直しによって、
症状の改善が期待できます。
・胃酸を抑える薬
・胃の働きを整える薬
・漢方薬
・食事や睡眠などの調整
などを、症状に合わせて検討します。
治療の目標は、症状を軽くし、
食事や日常生活への影響を減らすことです。
改善しない場合は、
診断や薬の種類などを見直します。
厳しい食事制限や市販薬の追加を
自己判断で続けず、ご相談ください。
IBSを伴うこともあります
FDの方では、
過敏性腸症候群(IBS)を
伴う場合もあります。
胃もたれだけでなく、
排便に関連する腹痛や、
下痢・便秘などがある場合もお伝えください。
胃と腸、両方の症状を確認して
治療を考えます。
当院へご相談ください

当院では、胃もたれや早期満腹感、
みぞおちの痛みなどを診療しています。
胃カメラが必要な場合は、
経鼻・経口の方法や鎮静剤の使用など、
体調やご希望に合わせてご案内します。
鎮静剤には効き方の個人差があり、
呼吸や血圧に影響する場合もあります。
使用した当日は、
車・バイク・自転車を運転できません。
当院は東松原駅徒歩1分。
明大前駅から井の頭線で1駅です。
「検査で異常がないのにつらい」
という方も、ご相談ください。
まとめ
胃もたれや早期満腹感、
みぞおちの痛みが続く場合は、
FDが関係していることがあります。
症状だけで決めつけず、
必要な診察や検査を受けることが大切です。
検査で異常がなくても、
症状に応じた治療を考えられます。
一人で我慢せず、ご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
