2026年2月23日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
生理前になると、
・お腹が張る
・ガスが増える
・便秘になりやすい
・下痢や腹痛が起こる
・服のウエストがきつく感じる
このような症状はありませんか?
生理が始まると軽くなる場合は、
月経周期に伴うホルモン変化が
関係している可能性があります。
ただし、毎月の症状が強い場合や、
血便・体重減少などを伴う場合は、
別の病気が隠れていることもあります。
今回は、生理前にお腹が張る原因と、
症状を軽くする方法、
受診先の目安について解説します。
生理前にお腹が張る理由
生理前のお腹の張りには、
・ホルモンの変動
・便秘やガス
・体内の水分変化
・食欲や食事量の変化
などが関係します。

1.ホルモン変化の影響
排卵後から月経前にかけては、
エストロゲンやプロゲステロンなどの
女性ホルモンが大きく変動します。
こうした変化が腸の動きや
水分バランスに影響すると、
便秘やガスが増え、
お腹が張りやすくなることがあります。
一方、月経の直前から開始後には、
腹痛や下痢が起こる方もいます。
症状の種類や程度には、
個人差があります。
2.PMSによる症状かもしれません
月経前症候群(PMS)とは、
月経前に現れる心身の不調が、
月経開始後に軽くなる状態です。
お腹の張り以外にも、
・腹痛、便秘、下痢
・むくみ
・頭痛
・乳房の張り
・イライラ
・気分の落ち込み
などが現れることがあります。
毎月ほぼ同じ時期に症状が出て、
月経開始後に軽くなる場合は、
PMSが関係している可能性があります。
日本産科婦人科学会:月経前症候群(PMS)
症状が現れた日、便の状態、食事、
月経開始日などを記録しておくと、
月経周期との関係を確認しやすくなります。
記録を受診時にお持ちいただくと、
原因を考える手がかりになります。

3.IBSが悪化することも
もともと過敏性腸症候群(IBS)がある方は、
月経前後にお腹の症状が
強くなることがあります。
・ガスや腹部膨満感
・排便で軽くなる腹痛
・下痢と便秘を繰り返す
・緊張すると便意が強くなる
といった症状が続く場合は、
IBSが関係する可能性があります。
ただし、症状だけでIBSとは
判断できません。
血液検査や便検査などを行い、
必要に応じて大腸の病気がないか
確認することが大切です。
▶ 医療コラム第28回:過敏性腸症候群(IBS)とは?|下痢・便秘・腹痛が続く原因と大腸カメラが必要なサイン
お腹の張りを軽くするには?
生理前のお腹の張りが気になる方は、
次の対策を試してみましょう。
・一度に食べ過ぎない
・よくかんでゆっくり食べる
・炭酸飲料を取り過ぎない
・便秘を放置しない
・軽い散歩や運動を行う
・睡眠時間を確保する
・お腹を締め付ける服を避ける

すべてを一度に変える必要はありません。
まずは、食事の量を調整する、
食後に少し歩くなど、
続けやすい対策から始めましょう。
何を食べたときに張りやすいかも
記録しておくと、
自分に合った対策を見つけやすくなります。
婦人科を検討したい症状
次のような場合は、
婦人科への相談をご検討ください。
・強い月経痛がある
・経血量が多い
・不正出血がある
・性交時や排便時に痛む
・症状が年々強くなっている
・月経のたびに生活へ支障が出る
子宮内膜症や子宮筋腫などが
関係している可能性があります。
特に、強い月経痛や過多月経が
続く場合は、我慢せずご相談ください。
消化器内科を受診する目安
次のような症状がある場合は、
消化器内科へご相談ください。
・血便や黒い便が出る
・体重が減ってきた
・夜中にも腹痛や下痢がある
・発熱や嘔吐を伴う
・月経と関係なく症状が続く
・便秘や下痢が長引いている

血便・体重減少・夜間症状は、
月経前の変化だけでは説明できない
可能性があります。
症状に応じて、血液検査、便検査、
腹部エコーや大腸カメラなどを検討します。
また、急激にお腹が張り、
激しい腹痛や繰り返す嘔吐を伴う場合は、
早めに医療機関を受診してください。
まとめ
生理前のお腹の張りは、
ホルモンの変動やPMS、便秘、
IBSなどが関係して起こります。
毎月同じ時期に現れ、
月経開始後に軽くなる場合は、
月経周期との関連が考えられます。
一方で、
・強い月経痛や過多月経
・血便や黒い便
・体重減少
・夜間の腹痛や下痢
がある場合は、
自己判断で放置しないことが大切です。
生理前のお腹の張りにお悩みの方へ

東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、
お腹の張り、ガス、腹痛、
便秘や下痢などのご相談に
対応しています。
症状と月経の関係を確認し、
必要に応じて検査をご提案します。
婦人科の病気が疑われる場合は、
適切な医療機関への受診もご案内します。
「毎月のことだから」と我慢せず、
お気軽にご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
