健康診断で血糖値が高いと言われたら|空腹時血糖・HbA1cの見方と受診の目安【医療コラム第126回】

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健康診断で血糖値が高いと言われたら|空腹時血糖・HbA1cの見方と受診の目安【医療コラム第126回】

健康診断で血糖値が高いと言われたら|空腹時血糖・HbA1cの見方と受診の目安【医療コラム第126回】

2026年8月21日

健康診断で血糖値が高いと言われたら|空腹時血糖・HbA1cの見方と受診の目安【医療コラム第126回】

はじめに

東松原・明大前・新代田・梅ヶ丘など
近隣にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の池崎 修です。


健康診断で、

・血糖値が高い
・HbA1cが基準値を超えている
・糖尿病予備群と言われた
・再検査や受診を勧められた

このような結果を受け取り、
不安になっていませんか?


血糖値が高くても、初期には
自覚症状がほとんどないことがあります。

しかし、高血糖を放置すると、
糖尿病を発症・進行させ、

血管や腎臓、目、神経などへ
影響する可能性があります。


今回は、空腹時血糖とHbA1cの違い、
数値の見方、内科を受診する目安を
わかりやすく解説します。

空腹時血糖とは?

血糖値とは、血液中に含まれる
ブドウ糖の濃度です。

空腹時血糖は、一般的に
10時間以上食事を取らずに測定します。


特定健診における目安は、
次のとおりです。

・99mg/dL以下:基準範囲
・100~109mg/dL:正常高値
・110~125mg/dL:注意が必要な範囲
・126mg/dL以上:糖尿病型

空腹時血糖100mg/dL以上は、
特定健診における
保健指導判定値以上です。

また、126mg/dL以上は、
糖尿病型に該当する数値
です。


ただし、血糖値は前日の食事や飲酒、
睡眠不足、ストレス、体調などの
影響を受けることがあります。

1回の結果だけで自己判断せず、
医療機関で再検査を受けましょう。

HbA1cとは?

HbA1cは、過去1~2か月程度
平均的な血糖状態を反映する検査です。

健診当日の食事による影響を
受けにくいことが特徴です。


特定健診における目安は、
次のとおりです。

・5.5%以下:基準範囲
・5.6~5.9%:保健指導判定値以上
・6.0~6.4%:受診を検討したい範囲
・6.5%以上:糖尿病型

HbA1c 6.5%以上は、
糖尿病型に該当する数値
です。

ただし、HbA1cだけで
糖尿病と確定するわけではありません。


貧血、腎臓病、最近の出血、
赤血球の寿命に影響する病気などにより、

実際の血糖状態と数値が
ずれる場合もあります。

空腹時血糖とHbA1cの違い

空腹時血糖は、採血した時点の
血糖状態を確認する検査です。

一方、HbA1cは、直近1~2か月の
平均的な血糖状態を確認します。

そのため、

・空腹時血糖は高いがHbA1cは低い
・空腹時血糖は正常だがHbA1cは高い

ということもあります。

食後だけ血糖値が上昇する
「食後高血糖」では、

空腹時血糖だけでは
異常を捉えにくい場合があります。

空腹時血糖とHbA1cを組み合わせて
評価することが大切です。

数値が高いと糖尿病?

一般的に、

・空腹時血糖126mg/dL以上
・随時血糖200mg/dL以上
・HbA1c 6.5%以上

は、糖尿病型に該当します。

ただし、糖尿病の診断は、
血糖値とHbA1cの組み合わせや、

別の日に行う再検査、
症状の有無などをもとに判断します。

健診結果だけで糖尿病と決めつけず、
そのまま放置もしないことが重要です。

空腹時血糖100mg/dL以上、または
HbA1c 5.6%以上の段階から、

生活習慣を見直すことが
将来の糖尿病予防につながります。

血糖値が高くなる原因

血糖値が高くなる原因には、

・食べ過ぎや体重増加
・甘い飲み物や間食
・運動不足
・飲酒
・睡眠不足
・加齢や遺伝的な体質
・一部の薬の影響

などがあります。

肥満は糖尿病のリスクになりますが、
日本人では痩せていても、

インスリンを分泌する力が低下して
糖尿病を発症することがあります。

「太っていないから大丈夫」
とは限りません。

高血糖を放置するとどうなる?

高血糖が続くと、全身の血管が
少しずつ傷つくことがあります。

その結果、

・糖尿病網膜症
・糖尿病性腎症
・末梢神経障害
・心筋梗塞
・脳梗塞

などのリスクが高くなります。

初期には症状が少ないため、
健診で異常を指摘された段階から
対策を始めることが大切です。

内科を受診する目安

次のような場合は、
一度内科へご相談ください。

・空腹時血糖が126mg/dL以上
・HbA1cが6.5%以上
・「要受診」「要精密検査」と判定された
・空腹時血糖110mg/dL以上が続く
・HbA1c 6.0%以上が続く
・数値が年々上昇している
・高血圧や脂質異常症、脂肪肝がある
・家族に糖尿病の方がいる

また、

・強い喉の渇き
・尿の回数や量が増えた
・理由なく体重が減る
・強い倦怠感がある

といった症状がある場合も、
早めの受診が必要です。

生活習慣で改善するには?

血糖値の改善には、

・甘い飲み物を控える
・食事を腹八分目にする
・夜遅い食事を減らす
・野菜や大豆、魚を取り入れる
・食後に10~15分歩く
・適正体重を目指す
・飲酒量を見直す

ことが基本です。

最初から厳しい食事制限や
激しい運動をする必要はありません。

「ジュースを水やお茶に替える」
「夕食後に10分歩く」など、

無理なく続けられることから
始めることが大切です。

まとめ

空腹時血糖とHbA1cは、
それぞれ異なる期間の
血糖状態を示す検査です。

空腹時血糖126mg/dL以上、または
HbA1c 6.5%以上は糖尿病型
に該当します。

ただし、健診結果だけで
糖尿病と確定するわけではありません。

基準値を少し超えた段階でも放置せず、
再検査や生活習慣の改善について
内科へご相談ください。

健診で血糖値を指摘された方へ

東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、

血糖値やHbA1cの異常をはじめ、
高血圧、脂質異常症、脂肪肝など、

健康診断後のご相談に
対応しています。

健診結果をお持ちいただければ、
必要な再検査や生活習慣の改善について
わかりやすくご説明します。

「糖尿病なのか確認したい」
「まずは生活習慣から改善したい」

という段階でも、
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

院長 池崎 修

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