脂肪肝はどこから治療が必要? 様子見でいい人・注意が必要な人の違い

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脂肪肝はどこから治療が必要?|様子見でいい人・注意が必要な人の違い【医療コラム第17回】

脂肪肝はどこから治療が必要? 様子見でいい人・注意が必要な人の違い

2025年12月26日

脂肪肝はどこから治療が必要?|様子見でいい人・注意が必要な人の違い【医療コラム第17回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。


健康診断で

「脂肪肝があります」
「今は様子見で大丈夫です」

と言われたことはありませんか?


自覚症状がないため

「放っておいても問題ない病気」

と思われがちですが
脂肪肝には

👉 治療が必要なタイプ
👉 経過観察でよいタイプ

があります。


この記事では

どこから治療が必要になるのかを
肝臓専門医の視点で
わかりやすく解説します。

結論

脂肪肝と言われても

すべてがすぐ治療になるわけではありません。


ただし

・AST・ALTが高い
・年々悪化している
・糖尿病や肥満がある
・お酒をあまり飲まないのに脂肪肝がある

この場合は

様子見ではなく、しっかり評価が必要です。


脂肪肝は

放置すると

肝硬変
肝臓がん

につながることもあります。

早めの確認が大切です。

脂肪肝とは?

脂肪肝(脂肪性肝疾患)とは

肝臓に脂肪が
過剰にたまった状態です。


現在は原因により
主に次の2つに分類されます。

・MASLD
(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)
→ 肥満・糖尿病などが関与

・MetALD
(代謝異常+飲酒が関与)


いずれも

初期はほとんど
症状がありません。

「様子見」でよい脂肪肝の目安

次の条件を満たす場合は

生活習慣の見直し+経過観察

で対応することがあります。


・肝機能(AST・ALT・γ-GTP)が正常
・「軽度の脂肪肝」と指摘された
・体重増加や飲酒量増加に心当たりがある
・数か月で改善が期待できる


👉 ただし

一度は肝臓内科で評価したうえで

の判断です。

治療を考えた方がよい脂肪肝のサイン

次に当てはまる場合は

様子見ではなく
治療を含めた対応を考えます。


☑ 肝機能異常が続いている
AST・ALTが高い状態が続く
γ-GTPも一緒に高い

☑ 数値が年々悪化している
去年より今年の方が悪い

☑ 生活習慣病を合併している
肥満・糖尿病・脂質異常症・高血圧

☑ お酒をあまり飲まないのに脂肪肝がある
MASLDの可能性

☑ エコーで中等度以上と言われた
肝臓の線維化(硬くなる変化)が
進んでいることもあります

なぜ治療が必要になるの?

脂肪肝の一部は

脂肪肝

脂肪肝炎

肝硬変

自覚症状のないまま進行

することがあります。

早めに見極めて対応すれば

進行を止めたり
改善できる可能性が高い

のが特徴です。

肝臓内科では何をする?

肝臓内科では

・血液検査
(肝機能・線維化指標)

・腹部エコー
(超音波検査)

・体重
・食事
・飲酒など生活習慣の確認

を行い

治療が必要か
経過観察でよいか

を判断します。

👉 いきなり薬治療になるとは限りません

治療=薬ではありません

脂肪肝治療の基本は

・体重管理
・食事内容の見直し
・適度な運動
・飲酒量の調整

です。

必要に応じて

生活習慣病の治療や
専門的フォローを行います。

関連する医療コラムはこちら

医療コラム第10回
健診で肝機能異常を指摘されたら?

医療コラム第16回
γ-GTPが高い=お酒のせい?

医療コラム第102回
健診で「要精査」と言われたら

まとめ

・脂肪肝には
「様子見でよいもの」と
「治療が必要なもの」がある

・肝機能異常の持続や悪化は要注意

・自覚症状がなくても進行することがある

・早めの評価が
将来の肝障害を防ぐ

健診で脂肪肝を指摘された方へ

「まだ軽いから大丈夫」

と思っていても

脂肪肝の一部は
静かに進行していきます。

特に

・肝機能異常が続く
・体重が増えている
・糖尿病や高血圧がある

この場合は

早めの確認を
おすすめします。

東松原・明大前・永福町・下北沢など
井の頭線沿線で

脂肪肝を指摘された方は
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

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