お腹が張る原因とは?|様子を見てよいケースと受診が必要な症状【医療コラム第57回】|東松原駅の内科・消化器内科・胃カメラ・大腸カメラ|いけざき内科・内視鏡クリニック

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お腹が張る原因とは?|様子を見てよいケースと受診が必要な症状【医療コラム第57回】

お腹が張る原因とは?|様子を見てよいケースと受診が必要な症状【医療コラム第57回】|東松原駅の内科・消化器内科・胃カメラ・大腸カメラ|いけざき内科・内視鏡クリニック

2026年2月22日

お腹が張る原因とは?|様子を見てよいケースと受診が必要な症状【医療コラム第57回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。

・食後にお腹が張る
・ガスがたまって苦しい
・便秘でお腹がパンパンになる
・病院へ行くべきか迷っている

このような症状はありませんか?

お腹の張りは、
医学的には「腹部膨満感」と
呼ばれることがあります。

実際にお腹が膨らんでいなくても、
張って苦しいと感じる場合があります。

多くは一時的な症状ですが、
なかには消化器や婦人科の病気が
隠れていることもあります。

今回は、お腹が張る主な原因、
自宅でできる対策、
受診が必要な症状を解説します。

お腹が張る主な原因

1.腸にガスがたまっている

お腹の張りで多い原因の一つです。

・早食い
・よくかまずに食べる
・炭酸飲料をよく飲む
・ガムを頻繁にかむ
・ストレスや緊張が強い

などにより空気を飲み込んだり、
腸内でガスが発生したりすると、
張りを感じやすくなります。

ただし、ガスの量が
多いとは限りません。

過敏性腸症候群(IBS)では、
腸が刺激に敏感になり、
少量のガスでも強い張りや
痛みを感じることがあります。

過敏性腸症候群(IBS)とは?|下痢・便秘・腹痛が続く原因【医療コラム第28回】

2.便秘

便が腸内に長くとどまると、
張りや腹痛、残便感などが
起こることがあります。

便秘は排便回数だけでなく、

・便が硬く出しにくい
・強くいきむ必要がある
・排便後も残っている感じがする
・排便に時間がかかる

といった症状を含めて判断します。

排便後に張りが軽くなる場合は、
便秘が関係している可能性があります。

3.食品との相性

牛乳に含まれる乳糖や、
小麦、玉ねぎ、にんにくなどに含まれる
発酵しやすい糖質によって、
張りや下痢が起こることがあります。

ただし、原因と思われる食品を
長期間すべて避けることは
おすすめできません。

食べた物と症状を記録し、
関係が疑われる場合は
医師へご相談ください。

低FODMAP食とは?|IBS・ガス・お腹の張りへの取り入れ方【医療コラム第59回】

4.胃の動きの低下

食後の張りに加えて、

・胃もたれ
・少量で満腹になる
・みぞおちの不快感
・げっぷが増えた

などがある場合は、
機能性ディスペプシアなどが
関係している可能性があります。

食後のムカムカ・げっぷが続く方へ|機能性ディスペプシアとは?【医療コラム第38回】

5.女性ホルモンや婦人科疾患

月経前にはホルモンの影響で、
便秘やむくみが起こり、
お腹が張りやすくなることがあります。

一方で、張りが月経周期と関係なく続く、
下腹部痛や不正出血を伴う場合は、
子宮や卵巣の病気も考えます。

症状に応じて、
婦人科への相談が必要です。

様子を見てもよいケース

次のような場合は、
数日程度、生活を見直しながら
経過を見られることがあります。

・食べ過ぎた後だけ張る
・排便や排ガスで楽になる
・症状が軽く、徐々に改善している
・発熱、血便、体重減少がない

食事をゆっくり取り、
炭酸飲料や一度の食べ過ぎを控え、
無理のない範囲で体を動かしましょう。

ただし、改善しない場合は
医療機関へご相談ください。

早めに受診したい症状

次の症状がある場合は、
消化器内科の受診をおすすめします。

・張りが繰り返す、長く続く
・徐々に悪化している
・血便や黒い便がある
・意図せず体重が減った
・発熱や貧血を伴う
・夜間に腹痛で目が覚める
・便通が急に変化した
・お腹にしこりを感じる

大腸がんや炎症性腸疾患などを
除外する必要があります。

大腸がんの初期症状とは?|血便・便が細い・腹痛などの危険サイン【医療コラム第39回】

速やかな受診が必要な症状

・突然の激しい腹痛
・繰り返す嘔吐
・お腹が急激に膨れてきた
・便もガスも出ない
・冷汗、ふらつき、意識の異常

このような症状は、
腸閉塞など緊急性の高い病気でも
みられることがあります。

速やかに医療機関を
受診してください。

医療機関では何を調べる?

症状や経過に応じて、

・血液検査
・便検査
・腹部エコー
・胃カメラ
・大腸カメラ

などを検討します。

すべての方に
内視鏡検査が必要なわけではありません。

年齢、症状の期間、
血便や体重減少の有無などから
必要な検査を判断します。

まとめ

お腹の張りは、

・ガス
・便秘
・食品との相性
・胃腸の機能的な問題
・月経周期の影響

などで起こります。

軽く一時的な症状は、
生活習慣の見直しで
改善することがあります。

一方、血便、体重減少、
強い腹痛、嘔吐などがある場合は、
自己判断で放置しないことが大切です。

症状が続く方や、
受診すべきか迷っている方も、
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了

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