夏に胸やけ・のどの違和感が増えるのはなぜ?|逆流性食道炎の原因と対策【医療コラム第123回】

〒156-0043東京都世田谷区松原5-56-12 丸山ビル1階

03-6379-5731

WEB予約
下層メインビジュアル

夏に胸やけ・のどの違和感が増えるのはなぜ?|逆流性食道炎の原因と対策【医療コラム第123回】

夏に胸やけ・のどの違和感が増えるのはなぜ?|逆流性食道炎の原因と対策【医療コラム第123回】

2026年8月06日

夏に胸やけ・のどの違和感が増えるのはなぜ?|逆流性食道炎の原因と対策【医療コラム第123回】

はじめに

東松原・明大前・新代田・永福町など、
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修です。


夏になってから、

・胸やけが増えた
・酸っぱいものが上がってくる
・のどに違和感がある
・咳や声のかすれが続く
・食後に胃が重く感じる

このような症状はありませんか?


暑い季節は、炭酸飲料やビール、
アイスコーヒーなどを飲む機会が
増えやすくなります。

こうした夏の食生活や生活習慣が、
胸やけを悪化させる
きっかけになることがあります。

今回は、夏に逆流症状が悪化する原因と、
生活上の対策、胃カメラを検討する症状を
わかりやすく解説します。

胃食道逆流症・逆流性食道炎とは?

胃食道逆流症(GERD)とは、
胃酸や胃の内容物が食道へ逆流し、
胸やけや呑酸を起こす病気です。

呑酸とは、酸っぱいものや苦いものが
口やのどまで上がってくる感覚です。

胃カメラで食道の炎症が確認されるものを
「逆流性食道炎」と呼びます。

一方、症状があっても炎症が見られない
「非びらん性胃食道逆流症」もあります。


代表的な症状は、

・胸やけ
・呑酸
・げっぷ
・みぞおちの不快感
・食後の胃もたれ

などです。

のどの違和感や咳も関係する?

胃酸や胃の内容物の逆流が、
のどの症状に関係することもあります。

のどの違和感
・何かが詰まった感じ
・声のかすれ
・慢性的な咳
・頻繁なのど払い

などが現れる場合があります。

ただし、咳やのどの違和感は、
風邪、アレルギー、咳喘息、
副鼻腔炎などでも起こります。

のどの症状だけで判断せず、
長引く場合は医療機関へご相談ください。

医療コラム第6回:逆流性食道炎の症状とは?胸やけ・のどの違和感・咳の原因と受診の目安

夏に症状が悪化する5つの原因

夏だから必ず逆流性食道炎が
増えるとは限りません。

一方、夏に多くなる飲食習慣によって、
症状が悪化することがあります。

1.炭酸飲料

炭酸飲料を飲むと、
胃にガスがたまりやすくなります。

胃の内圧が高くなると、
げっぷと一緒に胃の内容物が
逆流することがあります。

飲んだ後に症状が出る方は、
量を減らしてみましょう。


2.ビールなどの飲酒

アルコールは、逆流を防ぐ
食道と胃の境目の働きに影響します。

揚げ物や脂っこい料理を一緒に食べると、
さらに症状が出やすくなることがあります。

まずは飲酒量を見直すことが大切です。


3.カフェイン

コーヒーやエナジードリンクなどは、
人によって胸やけや呑酸の
きっかけになります。

冷たさだけでなく、
カフェインや一度に飲む量も
影響している可能性があります。


4.食べ過ぎや脂っこい食事

焼き肉、揚げ物、ラーメンなどは、
逆流症状を悪化させることがあります。

日中にあまり食べず、
夜にまとめて食べる習慣にも注意しましょう。

腹八分目を意識することが大切です。


5.食後すぐに横になる

食後すぐに横になると、
胃の内容物が食道へ
逆流しやすくなります。

夜遅い食事を避け、
就寝する2~3時間前まで
食事を済ませましょう。

夏の逆流症状を防ぐには?

胸やけやのどの違和感がある方は、
次の対策を試してみましょう。

・一度に食べ過ぎない
・脂っこい食事を控える
・炭酸飲料や飲酒量を見直す
・食後すぐに横にならない
・就寝前の食事を避ける
・お腹を締め付ける服を避ける
・適正体重を目指す

すべての食品や飲み物を
禁止する必要はありません。

何を食べたときに症状が出たかを記録し、
ご自身に合った対策を続けましょう。

医療コラム第73回:逆流性食道炎は治る?|薬・生活習慣・胃カメラの必要性

胃カメラを検討した方がよい症状

胸やけが続いていても、
必ずしも逆流性食道炎とは限りません。

食道や胃の病気が
隠れていることもあります。

次のような場合は、
消化器内科へご相談ください。

・胸やけを繰り返している
・薬を飲んでも改善しない
食べ物がつかえる
・飲み込むと痛い
体重が減ってきた
・食欲低下や嘔吐が続く
・貧血を指摘された
吐血や黒い便がある

特に、つかえ感、体重減少、貧血、
吐血や黒い便がある場合は、
早めの受診が必要です。

また、締め付けられるような胸痛に、
冷や汗や息苦しさを伴う場合は、
心臓の病気の可能性があります。

この場合は、速やかに
医療機関を受診してください。

医療コラム第56回:胃カメラが必要な症状とは?|専門医が解説

まとめ

夏は、炭酸飲料やアルコール、
カフェイン、脂っこい食事などが重なり、
胸やけや呑酸が悪化することがあります。

食べ過ぎや飲酒量を見直し、
食後すぐ寝ないことを意識しましょう。

生活習慣を見直しても改善しない場合や、
つかえ感、体重減少、黒い便がある場合は、
自己判断で様子を見過ぎないことが大切です。

胸やけ・のどの違和感にお悩みの方へ

受付

東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニックでは、

胸やけ、胃酸の逆流、
のどの違和感などの診療を行っています。

症状や経過を確認し、
必要に応じて胃酸を抑える治療や
胃カメラを検討します。

「夏バテだと思っていたけれど、
胸やけがなかなか治らない」

という段階でも、
お気軽にご相談ください。

【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

TOP