2026年2月06日

はじめに
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢など
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。
京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の 池崎 修 です。
「血便が出て病院に行ったら、
『痔ですね』と言われたけれど、
その後も血が出る…」
このような不安を抱えて、
このページにたどり着いた方は少なくありません。
実は、
潰瘍性大腸炎や大腸がんの初期でも、
“痔と間違われる血便”が起こることがあります。
今回は、
「本当に大丈夫な血便」と
「すぐ調べた方がよい血便」の違いを、
専門医の立場から解説します。
血便が出ると、なぜ「痔」と言われやすいのか
血便の多くは確かに痔が原因です。
肛門の近くから出血するため、
・鮮やかな赤い血
・トイレットペーパーに血がつく
・便の表面に血がつく
といった所見は、痔でもよく見られます。

そのため、
問診や簡単な診察だけで
「痔でしょう」と判断されてしまうことがあります。
しかし、
見た目だけでは、大腸の中からの出血かどうかは分かりません。
潰瘍性大腸炎の血便は「痔」とどう違う?
潰瘍性大腸炎(UC)は、
大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる病気です。

この病気の血便は、
・粘液が混じる
・下痢と一緒に出る
・トイレに行くたびに血が出る
といった特徴があります。
特に、
・血便が何日も続く
・腹痛や下痢を伴う
・夜間にも便意がある
こうした場合は、
痔ではなく 大腸の炎症が原因の可能性 が高くなります。
大腸がんの血便も「痔そっくり」
大腸がんの初期の血便も、
実は痔と区別がつきません。
・少量の血が便につく
・時々だけ血が出る
・痛みがない
こうした軽い症状のことも多く、
「大丈夫だろう」と放置されがちです。
しかし、
血便がきっかけで大腸がんが見つかる方は少なくありません。
「様子見していい血便」と「調べるべき血便」
次のような場合は、
一度大腸の検査をおすすめします。
・血便が繰り返し出る
・下痢や便秘が続く
・便が細くなった
・体重が減ってきた
・40歳以上で初めての血便
・家族に大腸がんの方がいる
これらは、
痔だけでは説明できないサイン です。
なぜ大腸カメラが必要なのか

潰瘍性大腸炎や大腸がんは、
大腸カメラでしか正確に診断できません。
肛門の診察だけでは、
腸の奥の炎症や腫瘍は見えないため、
「痔だと思っていたら、実は別の病気だった」
ということが起こります。
⭐初めての大腸カメラが不安な方はこちら↓
医療コラム第35回:初めての大腸カメラが不安な方へ|京王井の頭線・東松原駅前で受けられる検査の流れと準備
東松原・明大前・永福町・浜田山・下北沢で
血便が気になる方へ

当院では、
・鎮静剤を使った苦しくない大腸カメラ
・日帰りポリープ切除
・潰瘍性大腸炎の診断と継続フォロー
を行っています。
「痔と言われたけれど不安が残る」
「血便が続いている」
そのような方は、
どうぞ一人で悩まず、
お気軽にご相談ください。
【この記事の執筆者】
東松原駅前 いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修
診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科
資格・専門医:
・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医
・がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
