機能性ディスペプシアは治る?|薬・食事・生活習慣による治療と改善しないときの対応

〒156-0043東京都世田谷区松原5-56-12 丸山ビル1階

03-6379-5731

WEB予約
下層メインビジュアル

機能性ディスペプシアは治る?|治療薬・食事の工夫と改善しないときの対処法【医療コラム第144回】

機能性ディスペプシアは治る?|薬・食事・生活習慣による治療と改善しないときの対応

2026年11月04日

機能性ディスペプシアは治る?|治療薬・食事の工夫と改善しないときの対処法【医療コラム第144回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・下北沢など、
世田谷区や井の頭線沿線に
お住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の池崎 修です。

・機能性ディスペプシアは治る?
・胃薬を飲んでも胃もたれが続く
・何を食べればよいか分からない
・薬をずっと飲む必要がある?

このようなお悩みはありませんか。

機能性ディスペプシア(FD)は、
治療によって症状の改善が期待できる病気です。

今回は、治療薬や食事の工夫、
改善しないときの対応を解説します。

機能性ディスペプシアとは?

FDは、症状の原因となる明らかな病変が
検査で見つからなくても、
胃もたれなどの不調が慢性的に続く病気です。

・食後の胃もたれ
・少量で満腹になる
・みぞおちの痛み
・みぞおちの焼けるような感じ

胃の運動や食べ物を受け入れる働き、
刺激への敏感さなどが関係します。

検査で異常がなくても、
つらさが「気のせい」ということではありません。

▶ 第38回:機能性ディスペプシア(FD)とは?

FDは治る?症状を繰り返す?

薬や生活習慣の見直しによって、
症状が落ち着く方もいます。

一方、よくなったり悪くなったりしながら、
長く付き合う場合もあります。

「何日で完治する」と、
一律に決められる病気ではありません。

食べられる量が増える、
胃の不快感で仕事を中断する回数が減るなど、
生活への影響を軽くすることを目指します。

治療薬はどう選ぶ?

症状や持病、服用中の薬などを確認し、
自分に合う薬を検討します。

胃酸を抑える薬

PPIやH2受容体拮抗薬などを使用し、
胃酸が関係する痛みや不快感の
改善を目指します。

胃の働きを整える薬

アコチアミドなどを、
食後の胃もたれや早期満腹感に使用します。

漢方薬など

六君子湯などを、
症状や体調に応じて検討します。

漢方薬にも副作用や、
ほかの薬との飲み合わせがあります。

効果が不十分な場合は、
別の薬や心理的な支援なども検討します。

市販薬を自己判断で重ねず、
ご相談ください。

薬はずっと飲む必要がある?

全員が一生飲み続けるわけではありません。

症状が落ち着けば、
減量や終了を相談できる場合もあります。

一方、症状が続く場合や再発する場合は、
治療の継続・調整を検討します。

効果と副作用を確認し、
担当医と相談して決めましょう。

食事で気をつけたいこと

FDだからといって、全員が一律に
避けなければならない食品はありません。

まずは、食べる量や速さを見直しましょう。

・一度に食べすぎない
・ゆっくり、よくかんで食べる
・量がつらければ少量に分ける
・脂っこい食事で悪化しないか確認する

コーヒーや炭酸飲料、飲酒などで
悪化する方もいますが、個人差があります。

食事と症状を簡単に記録すると、
自分に合わない量や食べ方を
確認しやすくなります。

多くの食品を避け続けると、
栄養不足につながることがあります。

食事量が少ない場合は、
医師や管理栄養士に相談してください。

ストレスや睡眠も関係する?

胃と脳は互いに影響し合い、
緊張や不安、睡眠などが症状に関係します。

ただし、ストレスだけが原因ではありません。

・睡眠や食事の時間を整える
・無理のない範囲で体を動かす
・休憩や気分転換の時間を取る

など、続けられる工夫を取り入れましょう。

不安や不眠が強い場合もお伝えください。

薬を飲んでも改善しないときは?

改善しない場合は、
治療内容や診断を見直します。

受診時には、次の点をお伝えください。

・症状が強くなる時間
・薬の使用期間や飲み方
・改善した症状と残っている症状
・副作用と思われる変化
・食事量や体重の変化

逆流性食道炎や
過敏性腸症候群(IBS)の併存、
服用中の薬の影響なども確認します。

ピロリ菌感染がある場合は、
必要に応じて除菌治療を検討しますが、
必ず症状が治るわけではありません。

▶ 第28回:過敏性腸症候群(IBS)とは?

胃カメラの再検査は必要?

全員にすぐ再検査が必要なわけではありません。

前回の検査時期や所見、
症状の変化などから判断します。

体重減少、飲み込みにくさ、貧血、
繰り返す嘔吐などは早めにご相談ください。

吐血や黒いタール状の便、強い腹痛、
水分が取れない場合は、
予約日を待たずに受診してください。

出血に強いふらつきや
意識の変化を伴う場合は、
119番への連絡を考えてください。

▶ 第56回:胃カメラが必要な症状とは?

当院へご相談ください

受付

当院では、過去の検査結果や
治療経過を確認し、
必要な検査と治療をご提案します。

お薬手帳や胃カメラの結果があれば、
持参してください。

当院は東松原駅徒歩1分。
明大前駅から井の頭線で1駅
です。

まとめ

FDは、薬や食事・生活の工夫によって
症状の改善が期待できます。

改善しない場合も、
自己判断で薬や食事制限を増やさず、
ご相談ください。

生活への影響を確認しながら、
自分に合う治療を考えていきましょう。

【この記事の執筆者】
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:

・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

TOP