尿素呼気試験とは?|ピロリ菌検査の流れ・食事制限・休薬を解説【医療コラム第139回】

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尿素呼気試験とは?|ピロリ菌検査の流れ・食事制限・休薬期間を解説【医療コラム第139回】

尿素呼気試験とは?|ピロリ菌検査の流れ・食事制限・休薬を解説【医療コラム第139回】

2026年10月20日

尿素呼気試験とは?|ピロリ菌検査の流れ・食事制限・休薬期間を解説【医療コラム第139回】

はじめに

東松原・明大前・永福町・下北沢など、
井の頭線沿線にお住まいのみなさまへ。

京王井の頭線 東松原駅前
いけざき内科・内視鏡クリニック
院長の池崎 修です。

ピロリ菌の検査について、

・尿素呼気試験とはどんな検査?
・胃カメラを受けずに検査できる?
・検査前に食事をしてもよい?
・胃薬は休薬する必要がある?
・除菌後はいつ検査する?

と気になっていませんか?

尿素呼気試験は、
検査薬を服用する前後の呼気から、

現在ピロリ菌に感染しているかを
調べる検査です。

今回は、検査の仕組みや流れ、
食事制限、休薬期間について解説します。

尿素呼気試験とは?

ピロリ菌は、尿素を分解する
「ウレアーゼ」という酵素を持っています。

尿素呼気試験では、
目印を付けた尿素を含む
検査薬を服用します。

胃の中にピロリ菌がいると、
尿素が分解されて二酸化炭素となり、
呼気の中へ現れます。

検査薬を飲む前後の呼気を比較することで、
現在ピロリ菌に感染しているかを判定します。

採血や胃粘膜の採取を必要とせず、
感染診断や除菌治療後の判定に
使用されます。

どのようなときに行う?

尿素呼気試験は、主に

・ピロリ菌の感染を確認する
・除菌治療が成功したか判定する
・ほかの検査結果を再確認する

目的で行います。

ただし、この検査だけでは、
胃炎、胃潰瘍、胃がんなどの
有無は確認できません。

胃の症状や年齢、家族歴、
過去の検査結果によっては、
胃カメラを先に検討します。

検査当日の流れ

1.検査前の呼気を採取

検査薬を飲む前に、
専用のバッグへ息を吹き込みます。

2.検査薬を服用

検査薬を水と一緒に服用します。
スタッフの指示に従ってください。

3.決められた姿勢で待機

服用後は指示された姿勢を取り、
その後は座って安静にします。

検査中は飲食や喫煙を控えます。

4.もう一度呼気を採取

一般的な方法では、
検査薬の服用から約20分後に、
もう一度呼気を採取します。

検査に強い痛みはなく、
身体への負担が少ない検査です。

検査前に食事をしてもよい?

尿素呼気試験は、
空腹の状態で行うことが基本です。

検査前に食事をすると、
正確に判定できない可能性があります。

食事や飲水を控える時間は、
予約時の案内に従ってください。

当日に誤って食事をした場合は、
受付へお知らせください。

検査時間の変更や再予約が
必要になることがあります。

胃薬は休薬する必要がある?

一部の胃薬や抗菌薬は、
ピロリ菌の働きを一時的に抑え、

本来は陽性でも陰性となる
「偽陰性」の原因になります。

影響する可能性がある薬は、

・PPIと呼ばれる胃酸を抑える薬
・ボノプラザンなどのP-CAB
・抗菌薬
・エカベトナトリウムなど一部の胃薬

です。

一般的には、

・PPI・P-CABは2週間
・抗菌薬は4週間

空けて検査します。

ただし、休薬によって
症状や病状が悪化する場合があります。

自己判断で薬を中止せず、
必ず医師の指示に従ってください。

受診時には、
お薬手帳をお持ちください。

除菌治療後はいつ検査する?

除菌薬を飲み終えただけでは、
ピロリ菌が消えたかどうかは分かりません。

当院では、正確に判定するため、
治療終了後8週間以上空けて
尿素呼気試験を行います。

除菌判定を受けないままにせず、
除菌に成功したことを確認しましょう。

結果はどう見る?

検査薬を飲む前後で、
呼気中の二酸化炭素が
どの程度変化したかを測定し、

陽性または陰性と判定します。

服薬状況や検査時期によって、
結果に影響が出る場合があります。

判定基準に近い場合や、
胃カメラの所見と一致しない場合は、

再検査や別の検査を
検討することがあります。

抗体検査との違い

血液や尿の抗体検査は、
健診などでも行われる
比較的簡便な検査です。

ただし、除菌に成功した後も
抗体が残り、陽性になる場合があります。

尿素呼気試験は現在の感染を調べられ、
除菌後の判定にも適しています。

除菌後も胃カメラは必要?

除菌に成功すると、
胃がんの発症リスクを
下げる効果が期待できます。

しかし、除菌前に生じた
萎縮性胃炎などが残り、

胃がんのリスクが完全には
なくならない場合があります。

除菌後も、医師から案内された間隔で
胃カメラを受けることが大切です。

当院へご相談ください

受付

当院では、

・尿素呼気試験
・胃カメラ
・一次、二次除菌治療
・治療終了後8週間以降の除菌判定

に対応しています。

尿素呼気試験をご希望の場合は、
服用中の薬を確認する必要があります。

事前にご予約のうえ、
お薬手帳をお持ちください。

「胃薬を飲んでいるけれど検査できる?」
「除菌後の判定を受けていない」

という段階でもご相談ください。

まとめ

尿素呼気試験は、
検査薬を服用する前後の呼気から、

現在ピロリ菌に感染しているかを
調べる検査です。

食事や胃酸を抑える薬、
抗菌薬などが結果に影響します。

自己判断で薬を中止せず、
事前に医師へ確認してください。

当院では、除菌治療終了後
8週間以上空けて
除菌判定を行っています。

【この記事の執筆者】
東松原駅前いけざき内科・内視鏡クリニック
院長 池崎 修

診療科目:
内科/内視鏡内科/消化器内科/肝臓内科

資格・専門医:

・日本消化器内視鏡学会 専門医
・日本消化器病学会 消化器病専門医
・日本肝臓学会 肝臓専門医
・日本消化管学会 胃腸科専門医
・日本内科学会 内科専門医・内科指導医
・初期臨床研修指導医
・東京都難病指定医

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